同時多発テロ事件をきっかけに、アフガニスタンと国境を接するタジキスタン、ウズベキスタンなど、中央アジアの国々の政治地図が大きく変わりつつある。
これら旧ソ連地域で、米軍機の領空通過や更には駐留が認められるなど、冷戦時代にはあり得なかった事態が展開している。
米ロ急接近とも思える動きの背景には、中央アジア地域に重くのしかかるイスラム原理主義の脅威と、この機を最大限に利用して西側に接近し経済発展を遂げようという中央アジア諸国の思惑があった。
タリバン崩壊後も続くイスラム原理主義の脅威と、米ロ接近で大きく変わるこの地域の政治力学の現実を、アフガン国境からの最新報告を通して描く。
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