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福島県議会議員選挙 全71人に聞く!候補者アンケート

  • 2023年11月09日

NHKでは無投票で当選した人を含む立候補者71人すべてを対象にアンケートを行いました。全部で18の質問を投げかけ、全ての候補者から選択式で回答を得ました。担当した添田記者が解説します。

添田記者

結果を集計してまとめてみると、立候補者たちの考えの特徴や傾向が浮かび上がってきました。このうち4つの項目を紹介します。まずは1つ目!

今回の選挙の最大の争点は何か。

「選挙の最大の争点」として最多だったのが、グラフの黄色の部分の「人口減少・少子高齢化対策」。およそ4割にあたる28人が選択しました。

添田記者

福島県は人口が180万人を割り込み、深刻な人口減少が以前から顕在化していて、候補者たちもはっきりと危機意識を持っていることが伺えます。

次いで多かったのが「物価高・経済対策」。3割を超える25人が選びました。
これに「物価高・経済対策」「防災・減災対策」「震災と原発事故からの復興」が続きました。
続いて、こんな質問も。

県議会議員として最も取り組みたいテーマは。

この質問は、ご覧のように回答が分かれました。

最も多かったのが「教育・子育て支援」で全体の3割を超える23人が選択。
次いで多かったのが「景気・雇用対策」で21人。「防災・減災」「震災・原発事故からの復興」がそれぞれ10人となりました。

添田記者

去年の福島県の出生率は1.27と、6年連続で前の年を下回りました。私もいわゆる「働き盛り世代」ですが、教育や子育て支援の施策の充実は若い世代の関心は高いとみられ、避けて通れないテーマです。

課題の解決のため、候補者たちはどんな議員像を目指しているのかについても聞きました。その結果がこちら。

地域密着で地元の振興に尽くす“地域代表型”

最も多かった半数以上の40人が水色の部分「地域密着で地元の振興に尽くす“地域代表型”」を選択していました。次いで、3割を超える26人が、濃い紫の「独自の提案で行政を動かす“政策提言型”」。そしてグラフの黄色、5人が「行政が正しく運営されているかチェックする“監視型”」を選択しました。

いずれも議員として必要な資質ですがアンケート結果では地域の代表として地元の振興に尽くすタイプだと自分のことを認識している候補が多いことが分かりました。

そして、4つ目。現在の内堀知事による県政をどう評価しているのか。

「評価する」あわせて8割

「大いに評価する」「ある程度評価する」をあわせると8割を超えました。「あまり評価しない」「まったく評価しない」「回答しない」はおよそ2割でした。
 

添田記者

内堀県政に対する議員の評価はおおむね高いと言えますが、一方で、議員には県民の代表として県政運営をチェックする役割もあり、是々非々で向き合う姿勢も求められます。

ここでご紹介した結果とは別に、アンケートの集計結果のウェブサイトでは、候補者ひとりひとりの回答や党派ごとのまとめも確認できます。それぞれが何を考えているのかを知って、投票する際の参考にしてはいかがでしょうか。

福島県議選 候補者アンケートhttps://www.nhk.or.jp/senkyo/database/local/fukushima/20129/questionnaire/

  • 添田拓郎

    NHK福島放送局

    添田拓郎

    2021年入局。須賀川市出身。9歳の女の子と5歳の男の子を持つ2児の父。今回、初めて選挙事務に従事。前職の経験をいかして、ミスの無い選挙報道を目指します。

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