草津

群馬県
2012年7月13日 放送

「草津よいとこ一度はおいで」と歌われてきた草津。温泉の自然湧出量は日本一で、年間270万人の観光客が訪れる日本有数の温泉地だ。その特徴は、何と言っても高温で強い酸性の湯。様々な効能をもつと信じられており、その湯に救いを求め、この地を訪れる人は、昔も今も後を絶たない。長期滞在者向けの“湯治宿”が今も人々を迎え、江戸時代から続く伝統の入浴法を守り続ける“時間湯”が多くの人を癒し、町はお湯と一緒に生きてきた。
温泉を生み出しているのは、標高2000mをこえる活火山、草津白根山だ。今も火山ガスを発しながら活動を続けるこの山はかつて、湯に神仏の力を見た修験者たちが行き交う修行の場だった。いつ来るとも知れぬ噴火と向き合いながら、この大地が生み出す温泉の恵みとともに生きる人々。草津の湯と自然、そして人が織り成す物語。

旅のとっておき

「草津」を担当した守屋です。湯煙漂う温泉街で、通ってくるお客さんと、それを温かく迎え入れる人々の人情味あふれる交流、いかがでしたでしょうか?私がおすすめするのは、湯畑の脇で毎日休みなく開かれている「湯もみと踊り」の公演です。続きを読む

ポスター
草津
写真:瀬尾隆 協力:草津温泉観光協会
Page Top