桜前線の旅

2012年4月6日 放送

「桜」―。開花を待ち望み、咲き誇る風情を愛で、散りゆく姿に儚さを感じ、また翌春に思いを馳せる。春の訪れを告げるこの花に、日本人はなぜ特別な感情を抱いてきたのか。
会社を辞めて半年に渡る桜前線を単身で追う桜愛好家の情熱。樹齢千年の大桜を守り神と崇め、代々守ってきた山間の村の慎ましい暮らし。全国の弱った桜を治療しつづける植木職人が、桜から教わった「自然に任せる」生命論。毎年小学校で、新一年生を六年生がおんぶし校庭の桜の回りを巡る伝統の歓迎会。日本人の誰もが自分だけの桜の記憶を持っている・・・。
日本で最初に咲く沖縄のカンヒザクラから、最も遅く花開く北海道のサクラまで、桜前線を辿って日本列島を北上、全都道府県の桜の名所を訪れながら、日本人と桜の物語を紡ぐ旅。

<オムニバス項目(抜粋)>
●沖縄~日本最初の開花を伝えたい!1月に咲くカンヒザクラをネットで生中継する桜愛好家の情熱
●愛媛~パラグライダーに乗って空から撮影する写真家が見た瀬戸内海の世にも美しい桜の絨毯
●岡山~樹齢千年の大桜を守り神と崇める村。桜によって生かされてきた暮らしの本当の豊かさ
●愛知~家族の思いを植樹した9千本の桜。亡き父を偲ぶ、母への感謝、子に託した夢
●茨城~六年生が新一年生をおぶって校庭の桜の木の周りを練り歩く可愛らしい春の歓迎会
●秋田~しだれ桜の名所・角館の安藤家に伝わる花嫁の打掛、桜文様に秘められた花嫁達の思い
●北海道~桜前線の終着地。厳しい冬の終わりを告げる桜への憧憬。

紹介したトピックス
掲載までしばらくお待ち下さい。
旅のとっておき

「桜前線の旅」を担当した棟方です。47都道府県すべての桜と、それにまつわる人々の物語、いかがでしたでしょうか?桜が不思議な花なのは、みんなが愛する花であると共に、誰もが自分だけの桜への思い出を持っていること。続きを読む

ポスター
最新のポスター
桜写真:青木千波/岡田正人/越野龍彦/迫文彦/タケウチトモユキ/竹内康訓/田澤純/中島健藏/橋本タミオ/星井欣/柳澤俊次/油谷勝
Page Top