描く

私、歩けないんです。
でも
画用紙の上なら歩けます。
楽しく、自由に、軽やかに。
筆の足跡つけながら
私、走れないんです。
でも
画用紙の上なら走れます。
おもいっきり自由に。
時々転ぶこともあるけれど
走って、転んで、時々歩く。
筆の足跡つけながら。

朗読

安岡やすおか 成紗なりさ

福岡県 34歳 
肢体不自由

昔から詩を書いて、ハート展に入選することが夢でした。私の仕事は絵を描くことです。
この詩は、絵を描いているときに浮かんできました。私にとって絵や詩をかくことは自由になること。
そんな思い込めてこの詩を書きました。絵も詩もたくさんの方に見て頂いて完成するものだと思います。
たくさんの方に届いてくれると幸せです。