2014年9月6日(土)
【再放送】2014年9月13日(土)午前0時00分
※金曜日深夜    

【アンコール】農の夢よ、よみがえれ
~若きビジネスマンと被災農家の1050日~
(2014年2月15日(土)放送)

東日本大震災からまもなく3年。津波の被害を受けた農地で、いち早く農業復興の道筋をつけた人たちがいる。宮城県亘理町のイチゴ専業農家が集まった「農事組合法人・マイファーム亘理」だ。津波の大波をかぶり、ビニールハウスや水路が流され、荒れ果ててしまった農地。京都の農業ベンチャー代表・西辻一真さんと被災農家が手を携え、イチゴのかわりに露地で育つトマト栽培に立ち上がった。そして震災1年目で、塩害農地で見事トマトを実らせる。
その後も、西辻さんと農事組合法人に結集した農家たちに、波乱万丈の展開が待ち受ける。中心メンバーの一人が病に倒れ、組合は存亡の危機に。しかし新たな仲間の参加や西辻さんの奮闘もあって、大手食品会社から融資を受け、ケチャップやジュースを作る加工場の新設が決まった。栽培だけでなく加工から販売までを手がける“6次産業化”で、被災農家が自立できる仕組みを立ち上げようとしている。「『復興』とは、『旧に復すること』ではない。被災した土地に新たな地域再生のモデルをつくることだ」。一時は放棄すら考えた被災農地の再生に、一歩一歩前進を続ける。番組では、マイファーム亘理の取り組みに密着、震災直後から3年に及ぶ長期取材を通して「真の復興とは何か」を問う。

(内容時間 59分)

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