青春アドベンチャー『武揚伝』(連続15回)
10月8日(月)~10月26日(金) 平日の午後9時15分~9時30分 NHK-FM
(ネット同時配信&「聴き逃し」配信あり ※翌日の正午から一週間)
オーディオドラマ担当Fです。青春アドベンチャー『武揚伝(ぶようでん)』収録リポートその2をお届けします。今回メッセージをいただいたのは、勝役の北村有起哉さんです。
収録スタジオの成河さんと北村有起哉さん
成河さんと北村有起哉さんには、青春アドベンチャー『白狐魔記 蒙古の波』(2014年)で共演していただきました。竹崎季長というバイタリティの塊のような武士の役が非常に印象的だった北村有起哉さん。実はお二方のオーディオドラマでの共演は、さらにその前、FMシアター『東の国よ!』(2013年)にさかのぼります。
【北村有起哉さんからのコメント】
またこの機会をいただいて光栄です。成河君ともこれで3回目。とても刺激的なひとときを堪能させてもらいました。
ラジオドラマはやってみないとわからない難しさと面白さがあります。こちらは声だけで、お客さんは耳だけで。
この緊張感が醍醐味なんです。
そして今回は勝海舟という大役をやらせてもらうことになりました。勝海舟といえば、やはりひょうひょうとした江戸訛りのイメージがございます。ラジオドラマだからこそ、耳だけで感じる雰囲気が大切だと思いましたので、セリフ回しには特に気をつけました。この作品を通してまた一つ違う視点で激動の幕末を味わっていただければ幸いです。
どうぞおたのしみに!
FMシアター『東の国よ!』では、お二方に幕末の日本に赴任した英国人たちを演じてもらいました。成河さんは若き外交官、北村有起哉さんは公使館付きの医師という役回りでした。今回また新たな関係の役で、芝居巧者のお二方の競演を実現することができました。
幕府海軍の技術官僚である榎本釜次郎武揚と、ドラマ冒頭では上官の軍艦奉行として登場する勝。今夜の放送では、江戸城での評定で釜次郎と勝の論戦が繰り広げられます。動乱の中で、それぞれに幕府存亡の鍵を握る存在にとっていく二人の関係が、ドラマの軸になっていきます。
佐々木譲さんによる人物造形は、数多のドラマや小説などで描かれてきた勝海舟とは一味ちがいます(実は小説やドラマの中では“海舟”という号すらも使われません)。『武揚伝』の世界ならではの勝を、あの北村有起哉さんの独特のお声の江戸訛りとともに味わってみていただければと思います。
今なら「聴き逃し」配信(※放送翌日の正午~一週間)で、第1回からお聴きいただくことができます。
青春アドベンチャー『武揚伝』
~その航海の途上、青年たちは“共和国”を幻視したのか?~
【NHK FM】
10月8日(月)~12日(金) 、10月15日(月)~19日(金) 、10月22日(月)~26日(金)
午後9時15分~午後9時30分
※ネット同時配信&「聴き逃し」配信あり ※翌日の正午から一週間)
【原作】佐々木譲
【脚色】小林克彰
【音楽】日高哲英
【出演者】
成河 北村有起哉 亀田佳明 谷田歩
丸山厚人 豊田茂 西尾友樹 酒向芳
今泉舞 大山真志 林田航平 大滝寛
清水明彦 中村彰男 久留飛雄己
石橋徹郎 赤塚篤紀 尾﨑宇内
松本惣己 木下祐子(語り)
投稿者:スタッフ | 投稿時間:08:42 | カテゴリ:オーディオドラマ