プログラム詳細

104日(水)

A 13:00~14:40 研究発表&シンポジウム
メディアの中の多様性を問う

~ジェンダー課題を中心に~

多様性やジェンダー平等への関心が高まる中で、メディアは社会の要請に応えきれているのでしょうか。ニュース番組の多様性調査の最新結果の報告とともに、メディア内部のジェンダー課題を中心に有識者と議論します。

資料①PDF (1,853KB)

パネリスト

川崎桂吾 毎日新聞 記者

2003年入社。社会部で事件取材、遊軍を担当。東京オリンピック・パラリンピック取材班キャップ。森元首相の発言取材をきっかけに、ジェンダー問題に関心を抱き、毎日労組で社内のジェンダー・ギャップ調査をとりまとめる。

只松観智子 株式会社Think Impacts代表取締役

外資系のコンサルティングファームを経て、Think Impacts設立。取締役会改革、ガバナンス、ダイバーシティ経営などのコンサルティングのほか、NPOの経営支援や政策提言も行う。内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員。

古田大輔 ジャーナリスト/メディアコラボ代表

朝日新聞の記者を経て、Buzz Feed Japanを創設、編集長を経て、独立。2020年9月からGoogle News Lab Teaching Fellow、2022年9月から日本ファクトチェックセンター(JFC)編集長。


報告

熊谷百合子 NHK放送文化研究所 メディア研究部

2006年、報道ディレクターとしてNHK入局。メディア内のダイバーシティーを調査研究。


進行

熊田佳代子NHK放送文化研究所 メディア研究部

NHKやCNN、民放で記者、プロデューサーを経てメディア研究部研究リーダー。解説委員兼務。


B 16:00~17:00 研究発表&シンポジウム
デジタル時代のニュース 課題と処方箋

~ロイター・デジタルニュースリポート2023から~

世界46の国と地域で、デジタル化がニュース消費に与える影響を探った「デジタルニュースリポート」。ソーシャルメディア、ニュースへの信頼、偽情報・誤情報対策、マスコミ批判など、ジャーナリズムの課題と処方箋を議論します。

資料①PDF (2,903KB)

ゲスト

ニック・ニューマン ロイタージャーナリズム研究所 シニア・アソシエイツ

「デジタルニュースリポート」主筆。イギリスの公共放送BBCで、国際報道やデジタル開発に従事。メディア企業のデジタル化戦略のアドバイザーも務めている。


報告・進行

税所玲子 NHK放送文化研究所 メディア研究部

ヨーロッパを中心に海外のメディアやジャーナリズムの動向を調査。


105日(木)

C 16:00~17:30 研究発表&シンポジウム
アーカイブは放送界を救うか

~フランス・INAから未来を語る~

放送業界は、存在感と信頼を取り戻せるのか。長年「滞留」していたアーカイブの公開、研究者支援や地域貢献を展開するフランス国立視聴覚研究所(INA)の事例をもとに、アーカイブの価値と新たな使命を討論します。

資料①PDF (5,918KB)

パネリスト

伊藤守 早稲田大学教育学部 教授

社会学者。長年、テレビをはじめとしたマスコミ研究を続け、NHKアーカイブスの研究利用促進に尽力。日本メディア学会前会長。著書に「公共と情動的ネットワーク」など多数。

橋本阿友子 弁護士/マックスプランク知的財産研究所客員研究員

骨董通り法律事務所所属。神戸大学大学院非常勤講師。映像や音楽などの著作権に関する発信を続ける。ピアニストとしても活動。

井上禎男 琉球大学法務研究科 教授

専門は行政法学。特に情報法、メディア法の領域に詳しい。著書に日仏の放送・通信法制を研究した『放送行政の課題―日仏比較法研究』(2022年)がある。

前川秀樹 NHK知財センター アーカイブス部 部長

1992年 NHK入局。報道局でニュース映像制作を中心に、阪神淡路大震災や東日本大震災の映像素材のアーカイブ化にも取り組む。大阪局などでニュース編責を経て、現所属。NHKアーカイブスの映像・音声の保存や管理、公開などに取り組む。

※ゲストに追加や変更が出た場合は、このページで随時お知らせします。


報告・進行

大髙崇 NHK放送文化研究所 メディア研究部

放送アーカイブと著作権の研究を担当。フランス取材で多くの刺激を受けつつも、ボンジュールとメルシーを言うのが精一杯の語学力を反省中。