「学校に行きたくない」子どもたちの本音と大人にできること
2022年8月29日(月)
もうすぐ9月、新学期が始まります。「学校に行きたくない」と感じる子どもが増える時期でもあります。新学期を目前に控えて、不安や生きづらさを抱えている子どもたちに、親はどう向き合えばいいのでしょうか。また、当事者にそっと寄り添う、NHKが運営する本音を書き込めるサイトや記事をまとめました。
目次
1. コロナ禍での長期休暇明けのつらさ
■居場所がないあなたに ~今 相談員が伝えたいこと~ (NHK NESWEB)
もうすぐ9月。多くの学校で新学期が始まります。でも「学校に行きづらい」。そう感じている人もいるのではないでしょうか。そんな皆さんに、「生きていくのが苦しい」と思っている中高生を支援するNPOで、相談員をしている鎌田沙織さんを紹介します。
■コロナ禍の“連休明けがつらい”子どもたち 周囲の大人ができること(NHK首都圏ナビ)
「休み明けはジェットコースターが落ちる前のようなもの。一番緊張するし、怖いんです」――。不登校の児童生徒を見守っている支援者は、長期休み明け、子どもたちが学校に戻る時期の心境を、こう例えます。長引くコロナ禍も加わり、子どもたちにさまざまな影響が及んでいることが懸念されます。親や周囲の大人は、子どもたちにどう向き合えばよいのでしょうか。
2. みんな悩んでいた“不登校”当事者の体験談
■「つらくても相談なんてできないよ」13歳 僕の叫び(NHK NEWSWEB)
「死ね」「ウザい」「消えろ」――。スクールバスの座席に、サインペンで書かれた落書きの数々。教室にも居場所なんてない。だから昼休みはトイレにこもってやり過ごした。「学校に行きたくない」13歳の僕は、毎日毎日そう思っていたけれど、口には出せなかった。僕の心は「相談なんかしたら負け」という気持ちに縛られていた。そう思っていた“僕”を取材しました。
■「学校がつらい…私がおかしいの?」~不登校の原因は校則でした(NHK NEWSWEB)
勉強は好き。部活も楽しい。先生も友だち関係も問題ない。でもなぜか、学校に行きたくない…。女子生徒がそう思い始めたのは中学1年の2学期のころ。その理由は、学校の「校則」にありました。いま、校則などの学校のきまりをめぐる問題が何らかの要因となり、不登校になった小中学生や高校生は年間5000人を超えています。学校に通えないまま中学3年生になった女子生徒が体験を語ってくれました。
3. 周囲の大人の向き合い方のヒント
■普段と違う? 夏休み明け 子どもの異変に気づくには (NHK NEWSWEB)
"先生は何も分かってない...。あーあ、もう学校嫌だな...""生きるのがつらくなる...。助けてほしい..."8月下旬、新学期が始まるこの時期。ちょっとしたことで、心やからだの不調を訴える子どもたちが多くいます。子どもたちのモヤモヤに気づき、心を軽くする声かけのしかた、一緒に考えてみませんか? ※記事末尾に相談窓口の一覧があります
■不登校に悩む親を支えるSNS相談 経験者の学生たちがアドバイス(NHK首都圏ナビ)
いま、注目を集めている不登校の親のためのSNS相談サービスがあります。相談に答えるのは、不登校やいじめられた経験のある現役の高校生や大学生。子どものことが分からないと悩む親に、実体験に基づいたアドバイスを繰り出します。
4.子どもにそっとおすすめしたいサイト
■#8月31日の夜に。
「学校に行きたくない」「家族とうまくいかない」「生きる意味が分からない」「消えたい」… 簡単には誰かに話せないような気持ちを、少しはき出してみませんか? 書きながら、ふと気づくことがあるかもしれません。10代のみなさん、今の気持ちを聞かせてください。