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「戦争に勝つために、国の役に立ちたい。」当時、障害のある人の多くも、そう考えていた。だが、十分に働けないと非難され、存在さえ否定された。
弟の障害を隠すため、手話を禁じた姉。人目を避け、家族だけの逃避行を選んだ父親。差別や偏見は、家族にも向けられていた。
ナチス・ドイツ政権下、障害者はさらに過酷な状況に置かれていた。「最も優れたドイツ民族の血を汚し、金ばかりかかる価値のない命」。“T4作戦”と呼ばれる政策で、多くの命が国家によって奪われた。
戦争は、激しい差別を生みだした。障害のある人だけでなく、周囲の理解や支えが必要な人たちは多い。互いを尊重し合うために求められていることとは。