1959年に始まり55年にわたって続いている「おかあさんといっしょ」。皆さんも子供の頃、あるいは子供と一緒にテレビの前で歌ったり体操をした経験があるのではないでしょうか？そして人生で最初にＮＨＫと接する番組…というと大げさでしょうか（笑）

さらに「見る」と同時に「出演」が可能な子供番組の元祖でもあります！お父さん、お母さんの中には、何度もご応募いただいたにもかかわらずお子さんを出演させることは出来なかった…という方もいらっしゃるかと思います。

今回の発掘は、高倍率の難関をくぐり抜け見事出演された「鈴木兄弟」の物語。今までビデオを大切にしてくださっていた叔父の鈴木元彦さんからの提供です。
ではその映像から…

放送されたのは1976年（昭和51年）。まず目に留まったのは『元祖・歌のお兄さん』田中星児さん！懐かしいです。その横で、どこを見ているのでしょうか？？矢印の子供が今回の主役の一人、弟の鈴木俊輔さんです。もっとよく映っている映像はというと…ありました！

可愛いですね！そして42歳、現在の俊輔さんの写真も送っていただきました。眉毛と口元の感じが変わっていませんね！

体操「地球をどんどん」で、他の子供たちが回り終わっているのに一人でグルグル回り続けてちょっとフラフラしてしまった俊輔さん…、今月下旬にはパパになるそうです！お子さんも是非「おかあさんといっしょ」に出てくださいね。

さて、2歳年上のお兄さまの啓介さんはどこかというと…、上の写真、右端の子です。弟の俊輔さんが回り続けていた体操のコーナーです。他の子どもたちよりも背が高くて見つけやすいですね！もうちょっとアップの写真はこちら…

現在の写真と比べると…、やっぱり面影が残っていますね！啓介さんは『元祖・歌のお兄さん』田中星児さんに「おじさん」と呼びかけて、「おじさんはひどいや」と言われたそうです（笑）

お嬢さまと一緒に、ご自分が“出演”されたビデオを楽しまれているようです。

さて、せっかくですので、当時の「おかあさんといっしょ」にはどんなコーナーがあったかといいますと…

まずキャラクターはチャムチャムとトムトム、そしてゴロンタです。この日は、いたずら好きのゴロンタが、せっかく洗濯物を干したばかりのチャムチャムとトムトムの前で雨乞いをして雨を降らせてしまうというストーリーでした。

そしてお話コーナーは尾藤イサオさんが「ジャックと豆の木」を語ってくれています。ジャグリングも披露、８分間の熱演に引き込まれてしまいました。

今回のビデオは発売後、間もないベータでの録画です。送ってくださった鈴木元彦さんは、当時ベータのデッキを購入したご友人に録画をお願いしたとのことです。

放送から４０年近くがたった現在は、ＤＶＤに変換して大切に手元に置いてくださっています。アーカイブスを担当するものとして嬉しい限りです！

毎日たくさんの子どもたちに親しまれ“出演”いただいている「おかあさんといっしょ」。しかしアーカイブスでの保存は多くありません。我が家の『お宝』として保存されている皆さま、こちらまで是非ご連絡ください！

来週の「発掘ニュース」も「おかあさんといっしょ」です。
「おかあさんといっしょ」にあの人が！？さて誰でしょうか？お楽しみに！

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