あおもり音を訪ねて#47 地吹雪と「カッチョ」
- 2024年01月30日
青森の文化や季節の移ろいをカメラマンが『音』に注目して伝える『あおもり 音を訪ねて』。
今回は、津軽平野の厳しい冬に聞こえる『地吹雪の音』を五所川原市で撮影しました。
『地吹雪の音』を求めて
今回訪れたのは五所川原市 金木町藤枝地区。
冬になると北西からの強い風が吹きつけます。
降り積もった雪が、風に吹かれ舞い上がると『地吹雪』が発生します。
この地区では『カッチョ』と呼ばれる風よけを立てて、家を地吹雪から守ってきました。
藤枝地区に住む竹内正光さんが『カッチョ』の大切さを話してくれました。
竹内正光さん
「大体100年位たっていると思う。風がすごく強いから家が雪に埋もれてしまう。やっぱりこれがないと大変だよ、寒くて」
地吹雪と共に生きてくために。寒さが厳しい地域ならではの知恵がありました。