シリーズ「18祭先輩たちのうしろ姿」〜あの時みんな18歳世代だった〜

まきほ[2期生]

きちんと自分と向き合う

 2年制のダンスの専門学校に通っていた時、学科担任の先生から18祭が開催されることを聞いて、軽いノリで応募したのを覚えてます。

 学科の同期も参加していたとはいえ"よっ友"ばかりで、本当に心から許せる人はいませんでした。

 WANIMA 2期生として出演した時、RADWIMPS、[ALEXANDROS]の裏ボラをやっていた時、色んな人のお話を聞いてて、自分がちっぽけ過ぎて密かに辛かった思いをしていました。

 私は会場のメッセージボードに「歌って踊れるダンサー」って書いたような気がします笑。当時、歌とダンスが好きでK-POPアーティストのBoAさんとかに憧れていて…ってのも多分話しました笑。

 ボードに書いたことが今現在、実現出来たかと聞かれると、結論、全くできていません。なんなら諦めました。って言うと闇堕ちみたいな言い方になりますが…笑。

 先に言っとくと、芸能関係等を目指してる人、それで生活できてる人を批判してるわけではありません。

 仮にSNSとかテレビで有名になって、いくら事務所が間に入ってくれてるとはいえ、自分のプライベートが奪われるリスクあるなと気づいちゃったわけです。

 関東圏の球団のチアを受けてはオーディション全落ち、ダンスの講師をやってみたら集客があまり出来ずで…。諦めたくなくて路線変更してもそんなオチで。

 ふと自分の性格を見直してみると、そういえば私って人とは狭く深く関係を築いていきたいタイプだなって。"どこへ行くか"よりも"誰と行くか"みたいなね。それに、色んな人にいい顔するほどのメンタル備わってないなと思って、パッと手放しました。

 なので、今はダンスを完全に趣味としてやっています。

 時間かけて実現させるのはもちろん良いことだし、自分の人としての質を見返して時に諦めるのも大事だと思います。

 周りにどう見られようが言われようが、自分の人生だし好き勝手に楽して生きて良いんです。