シリーズ「18祭先輩たちのうしろ姿」〜あの時みんな18歳世代だった〜

あや[4期生]

18祭以降、諦めが悪くなりました。

 3年前の自分は、優柔不断で友達としか行動できない友人役Aのようでした。このままでいいのだろうか。そう思ってはいたものの、一歩を踏み出せずにいました。そんな時、テレビで見たWANIMAの18祭。画面に映る同世代のキラキラした目を見て、「出たい!」と思いました。その時1番最初に脳裏に浮かんだのが、「誰を誘おうか」でした。しかし、私が参加した[Alexandros]18祭のテーマは、「自分だけのカッコよさ」。“だけ”という言葉に引っかかりました。「誰かとやるものなのか。私にかっこよさってあるっけ?」色々考えた私は一人で動画を撮っていました。18祭で人生初めて、自分でやりたいと思ったことに一人で挑戦しました。この瞬間の、心にあったモヤモヤがなくなった感を忘れられません。

 参加して、自分よりも行動をしている人の多さ、かっこよさに圧倒されました。18祭に参加したことは、生涯の指針になる刺激的な体験であり、参加してよかったと思います。しかし正直、悔しさと羨ましさに苛まれました。自分の小ささ、ステージに立っても私は友人Aのままだと帰りの電車で窓に映る自分を見て思いました。1日だけ光っても意味がない。今までみたいな自分じゃダメだと気付かされました。そして私は、行きたい大学を変え、自分の夢を叶えるためにわがままに行動してみようと決めました。

 今は、ラジオパーソナリティになりたいという夢を追いかけています。同級生と共にコミュニティFMのラジオ番組でラジオパーソナリティを担当させていただいています。やってみると大変なことや、失敗をして気分が沈むこともあります。しかし、18祭当日のことを思い出すと、スイッチが入ります。18祭以降、諦めが悪くなりました。それから、以前よりも行動力がつき、自分に自信を持って生きている気がします。

 マイナスの感情は マイナスでかければいいよ

 この歌詞が私を常に支えてくれています。大学生になってから、様々なことを考えるようになり、ついネガティブになってしまいます。どうしても他人と比べてしまうんです。でも自分の人生は自分のものです。誰にも脚本は書けません。いつかこの感情が誰かの支えになる言葉に繋がり、発信できるラジオパーソナリティになりたいです。

 2019年11月24日を私は忘れません。あの日感じた高揚感、楽しさ、嫉妬など色々な感情が今の自分を作っています。いつか18祭4期生のみんなに胸を張って再会できるように、夢を追い続けます。また会おうね。