10月21日(水)放送   「今が旬!さばをアレンジ」

今回は、今が旬の「さば(鯖)」です。

今が旬のさば(マサバ)

魚偏に青いという字の通り、背中が青い魚ですね。これは「真さば」という種類です。大きくて、まるまるとしていますよね。

県内では、湯浅町や日高町などで1年を通して水揚げされていますが、なかでも、10月から11月にかけては、冬に備えてたくさん餌を食べて育った、体長が30センチから40センチくらいのさばが水揚げされています。

今回は、このたっぷりのった脂と大きさをいかして、定番の「みそ煮」をご紹介しました。しかし、いつものみそ煮ではありませんよ。「洋風のみそ煮」です。

達人のおすすめレシピ

「さばの洋風みそ煮」
さばの洋風みそ煮

作り方

  1. この時期のさばは脂がのって大きいですから、火が通りやすく、食べやすくするために3枚おろしにします。
  2. ペーパータオルで軽くふき、半分に切って、上から塩とこしょうを振ります。
  3. 臭み消しのために、さばがフライパンに浸るくらいの塩水と牛乳(上記の分量外)を少し入れて、軽く湯通しします。
  4. 下ゆでに使った煮汁は全部捨ててください。再び空になったフライパンにみりんと白ワインを入れて火にかけ、アルコールを飛ばし、水、かつおだし、薄切りにしたしょうがを入れて、先ほど湯通ししたさばを入れます。
  5. 牛乳と白みそをダマができないようによく溶いて、フライパンの中に流し込みます。
  6. 穴を開けたアルミホイルを落としぶたにして、5分程度煮立たせます。
  7. 5分後、バター、コーヒー用ミルク、こしょうを入れたら、出来上がりです。

ポイント

コーヒー用ミルク

今回使用したコーヒー用ミルク。
生クリームでもかまいませんが、使う量が少しなので、手軽に使えるコーヒー用ミルクが便利です。
材料の白ワインは、料理酒でもかまいません。
こしょうは、粒が大きくてしっかりとした味付けができる、粗びきこしょうやブラックペッパーを使うことをおすすめします。

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一言メモ

<キャスターからの一言>

見てください!このトロッとしたみそ!

トロっとしたみそ

たまねぎとしそをトッピング

土台にはかつおだしで軟らかく煮た大根を、トッピングにたまねぎとしそを加えました。
たまねぎは、食欲増進や魚の臭み消しをする効果があります。
脂ののったさばにしみこむクリーム色のみそはコクがあり、クリームシチューにみそを入れたような味がします。
さばは鮮度が落ちるのが早いので、買ったらすぐに調理しましょう。
一日くらいなら冷蔵庫で保存。
長い間保存をしたければ、このみそ煮ごと冷凍庫に入れてください。
ただ、この時期は脂がのってふっくらとしているので、やはり出来たてを味わうのがよさそうです。

今回のレシピを参考に、この秋、さばを十分に味わってください。

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