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2001年/アルゼンチン=スペイン/1時間38分
出品受賞暦
2002年 |
ベルリン国際映画祭フォーラム部門 |
2002年 |
トロイア国際映画祭グランプリ |
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クレジット
監督:ダニエル・ブルマン
脚本:ダニエル・ブルマン、エミリアノ・トーレス
プロデューサー:パブロ・ボッシ、ディエゴ・ドゥブコフスキー、ホセ・マリア・モラレス
プロダクション・デザイナー:セシリア・ボッシ
撮影監督:ラミロ・シビタ
美術監督:クリスティーナ・ニグロ
編集:ミゲル・ペレス、アナ・ディアス・エプステイン
音楽:ビクトル・レイエス
音響:カルロス・ファルオロ
衣装:モニカ・トッシ
キャスト
ジュリアン:アルフレード・カセロ
テレサ:イングリッド・ルビオ
空港業務員:エミリオ・ディッシ
テレサの母:ノルマ・アレアンドロ
リリー:バレンティーナ・バッシ
看護婦:ベロニカ・リナス
ベルボーイ:ナザレノ・カセロ
タクシー運転手:ダニエル・ヘンドラー
パイロット:ロドルフォ・サムソ
カミラ:カイン・ディピラート
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【監督プロフィール】
1973年ブエノスアイレスで、ポーランド系ユダヤ人の家系に生まれる。1994年、シナリオ"Ninos envueltos"がアルゼンチン国立映画協会(INCAA)の短編シナリオ・コンクールで受賞、長編オムニバス映画"Historias Breves(ショート・ストーリーズ)"の一挿話として採用される。1996年には長編デビュー作 "Un crisantemo estalla en cincoesquinas"を監督、ロシアのソチ映画祭でFipresci賞を受賞、ベルリン国際映画祭、サンダンス映画祭など、多くの映画祭に参加。監督第2作「エスペランド・アル・メシアス」ははサンダンス・インスティテュートのサポートを受けて完成。57回ヴェネツィア映画祭Cinema of Present部門に出品。監督・プロデューサー業を務めるかたわら、ブエノスアイレス大学で教鞭も取る。
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【シノプシス】
テレサは空にいる。彼女はスチュワーデス。安全事項と非常時の動作を身振りで実演する、パントマイムと冷凍食品の小さなトレイで出来た天国に住んでいる。彼女は地上の深さに恐怖を感じている。そこは男、愛、痛み、母性、そして家族でいっぱい。空港と終わりのない旅の世界が好きなのだ。
地上には、ジュリアンがいる。彼は、妻に死なれたばかりの若い医師で、世界最南端の都市ウシュアイアに、妻との約束を果すために行かなければならないのだった。その約束とは、彼の妻(彼女もまたスチュワーデスだった)の遺灰を、二人が始めて出会った場所で撒いてほしい、というもの。ジュリアンは、愛と痛みとは何かを知っている。そして、この地上世界から、空へと逃げ出したいと願っている。
女は、空から落ちまいとしている。男は、昇ろうとしている。空と地上とが白さの中で溶け合う、地平線が過去となる世界の果てでの、逃れられない出会い。
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