第8回 NHK アジア・フィルム・フェスティバル

作品紹介

「予感」Hidden Feelings

(イラン=NHK国際共同制作作品)
2007年/90分/ペルシャ語

監督

モスタファ・R・キャリミ

出演

モハマド・レザ・フルタン Mohammad Reza Forutan
マータブ・ケラマティ Mahtab Keramati
ハーメド・ベーダド Hamed Behdad
ニユシャ・ゼイガミー Niyusha Zeyghami

「予感」キャプチャー その1

ストーリー

「予感」キャプチャー その2

イランの首都テヘランに暮らす中産階級の夫婦に訪れる愛の危機を描く現代劇。
テヘランで広告会社を営むアミール(40歳)と精神科医シミン(35歳)は人も羨む理想の夫婦だ。しかし、結婚当初の子供の死産を契機に夫婦間の愛情は冷え切っていた。砂漠で車を暴走させることでストレスから解放されるアミールは、ある日不思議な兄妹に出会う。清楚な魅力を秘めた妹ネダと、心の病に侵された兄バーラム。夫婦と兄妹は次第に悩ましくも悲劇的な運命の糸に絡め取られてゆく。アミールはネダとの愛に生きようとし、バーラムはアミールからネダを取り戻そうと苦悩する。やがて四者の葛藤スパイラルは究極点を迎える。近代化著しいテヘランを舞台にモダニズムの退廃をペルシャ社会に投射した意欲作。


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