子どもの成長をカメラで記録していると、「もっといろんな写真が撮れたら」と思うことはありませんか? 子どもがかわいく撮れる、カメラでもスマホでも使える写真術を紹介します。ちょっとしたコツで、家族みんなで写真を撮るのが楽しくなりますよ。

講師:
椎名トモミ(カメラマン/写真講師)
初心者向けの子ども写真講座で、パパ・ママに子どもの写真の撮り方を教えてきた。

喜怒哀楽を撮ろう

子どもの写真は、どうしても「正面から笑顔の写真を撮りたい」と思いがちです。でも、喜怒哀楽の写真を残してあげることもおすすめです。

笑顔の写真はいいものですが、小さなころはいろいろな感情がでる時期です。笑顔にこだわらず、怒っている顔、泣いている顔など、喜怒哀楽がわかる写真を撮っておきましょう。あとで見返したときに思い出がよみがえりやすく、話に花が咲きます。

今回は、過去に椎名トモミさんの写真講座を受けたご家族に、お子さんの写真を見せてもらいました。

すると、子どもがいつの間にか寝てしまった写真がありました。子どもは食べながら寝ることもありますが、こんな姿はこの時期ならでは。緊急事態宣言のとき、パパのリモートワークが気になっている写真も、思い出のひとコマです。


写真をプリントしよう

写真は、撮る楽しみと、見返す楽しみがあります。撮りっぱなしにせずに、プリントして、みんなで見返す機会をつくってみましょう。「このときは、あんなクセがあったね」「あんな遊びをしていたな」と思い出して、とても楽しめます。


全員写真のススメ

子どもの誕生日祝いや、旅行のときなど、節目に家族全員の写真を撮影しておきましょう。

最近のスマホは、スマホ内の機能やアプリを使えば、「はいチーズ」といった声でシャッターが切れます。パパ・ママがシャッター係をしなくても大丈夫です。


アルバムを作ろう

撮った写真は、しまったままにせず、アルバムにして残しておきましょう。

子どもは、パパ・ママがとってくれた写真で「自分は愛されているんだ」と実感できます。フォトブックやアルバムにしておけば、いつでも写真を見ることができるのです。

フォトブックは、パソコンやスマホから簡単に注文もできます。子どもと一緒に写真を選ぶのも楽しいイベントになります。

椎名トモミさんも、子どもが小さなときからフォトブックをつくってきました。今は中学生で怒ることが多いけど、子どもがこれまでの写真を見て「自分はかわいがられていた、本当に愛されている」と感じてほしい。そんな思いがあるといいます。

※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです