身近なものを使った、いざというときに役立つ情報を紹介します。


災害に遭ったら&災害に備える心構えと暮らし方

  • もう一度、自分の家、部屋の安全性を考えましょう。
    地震時には家具が自分の命を奪う凶器になりかねません。とくに自分で自分の身を守れない乳幼児がいる家庭ではできるだけ家具を減らすように心がけましょう。自宅の耐震性についても確認し、自宅にいて良かったと思える空間をつくりましょう。

  • 被災時には普段目にしない物を目にしたり、いつもと違う生活をすることになります。
    被災後の生活はお子さんがいることで気を遣ったり、ライフラインの断絶等で負担の多い生活になります。不安や辛いと感じたとき、困った時はいつでも信頼のおける人や地域の福祉関係の人に相談しましょう。子どもも大人以上にストレスや不安を感じています。保護者は出来る限り一緒にいてあげる、話しかける、抱きしめるなどで安心させてあげましょう。


食事について(特に離乳食・幼児食)

  • 災害時だからこそ、ミルクは気をつけて作りましょう。
    ほ乳瓶の消毒をすることが難しく、使用できない場合は紙コップを利用する事をお勧めします。 また使用するお湯は必ず煮沸しましょう。災害時だからこそ赤ちゃんの衛生面には十分配慮するべきです。

  • 母乳は飲ませ続けることが良いです。
    授乳が出来るスペースを確認しましょう。ない場合はタオルケットやおくるみ等で隠すなどして、できるだけ飲ませ続けるように努めましょう。

  • 離乳食は缶詰をうまく使えばメニューが広がります。
    被災時には離乳食の商品は大変手に入りにくくなることを考え、そのままでも食べられる食材を上手に利用しましょう。加熱殺菌されて安全に食べられる缶詰などがお勧めです。ペースト状のコーンや大豆、ツナ、ひじきなどの缶詰などを使い、被災時における離乳食メニューを広げましょう。また、ジッパーつきポリ袋を利用して水やミルクと食材を混ぜてもみ、離乳食を作れます。必ず食べ切る量だけを作り保管しないようにしましょう。

  • 被災時には虫歯になる子どもがとても増えてしまいます。
    虫歯予防のために出来る限り水でうがいをしてください。水がない場合は、歯磨きシートや歯間ブラシを使用する事がお勧めです。


オムツがないとき

  • 古着でオムツの代わりになるものが出来ます。吸水性があり、乾きやすいフリースの生地はオムツに向いています。オムツの形に切り、上からカバーとしてレジ袋の持ち手と両脇を切って広げ、持ち手を結びます。

  • ウンチをした時のために、使い古しのストッキングや下着等の布を敷くとフリースがあまり汚れません。

  • ストッキングの足を切ったものを、カバーとしてはくと、オムツがずれにくくなります。


身近なもので体を保温する方法

  • レジ袋は、靴の上から足にかぶせれば、足が暖かく保温出来ます。中に新聞紙を入れて、更に袋をかぶせるとより暖かくなります。

  • 大きなごみ袋は、穴をあけて首を通してかぶったり、足からはいてすっぽり足を覆うと保温できます。ひざかけや布団などの上から袋をかぶると更に暖かいです。

  • 大きな半透明のごみ袋には、こんな使い方もあります。穴をあけて首からかぶれば、授乳用のケープになります。
    ※赤ちゃんの顔に袋がかかって窒息しないようじゅうぶんに注意してください。穴をあけたり、時々中の様子を見たりして気をつけてください。

  • 使い古しのストッキングは、股の部分と足部分を切って、股の部分に首をいれてかぶり、足の部分に腕を入れると、あたたかい下着がわりになります。切った部分も手袋や帽子としてつけると暖かいです。