NHKスペシャル

シリーズ 金メダルへの挑戦 世界最高得点をめざせ
~日本フィギュア男子~

髙橋大輔(27)、羽生結弦(19)。日本の金メダルが期待されるフィギュアスケート男子は、史上最高得点での闘いになるとみられている。ルール変更で最高難度「4回転ジャンプ」の得点が上がったのに加えて失敗時の減点が緩和され、ショート、フリーで計3回跳ぶ選手が急増したためだ。3年前、カナダのパトリック・チャンが当時の世界最高の280点をマーク。これは、前回のバンクーバー五輪の金メダルより20点以上高い。ジャンプ、スケーティング・・・「技術」と「表現力」の総合で競うフィギュア。各選手は「金メダルには280点超えが必要」と意識する。
「表現力」で圧倒する髙橋、「ジャンプ」の得意な羽生。2012年のグランプリファイナルで1、2位を独占した2人だが、昨シーズンまでの最高得点は、髙橋が276点、羽生が264点。五輪シーズンに入り、チャン選手がさらに高得点を出す中、髙橋、羽生はどのような戦略で五輪本番を闘うのか。シーズン前から始まっていた、金メダルをかけた世界最高得点を目指す闘いを見つめる。