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横浜/海保 第三管区の新本部長に宮本伸二氏が就任

「信頼される第三管区の組織を目指したい」
  • 2024年4月16日

海上保安庁 第三管区海上保安本部の新たな本部長に宮本伸二氏が就任しました。
記者会見では「地域のみなさまにいっそう愛され、信頼される第三管区の組織を目指したい」と抱負を述べました。
横浜での勤務は8年ぶり3回目。意気込みや趣味など、詳しい会見の内容をまとめています。

新本部長 宮本伸二氏 略歴

千葉県出身 59歳

【主な経歴】
昭和 63 . 3 海上保安大学校卒業 
平成 16 . 4 神戸海上保安部警備救難課長 
平成 22 . 4 横浜海上保安部巡視船やしま機関長 
平成 26 . 4 横浜機動防除基地長
平成 28 . 4 第十一管区海上保安本部警備救難部長
平成 31 . 4 海上保安庁警備救難部管理課運用司令センター所長 
令和 4 . 4 第二管区海上保安本部長 
令和 5 . 4 第七管区海上保安本部長 
令和 6 . 4 第三管区海上保安本部長に就任

就任会見

今後に向けた抱負は?

第三管区は東京という首都を抱え、また東京湾という経済と国民生活を支える非常に重要な海域を管轄しています。首都直下地震や南海トラフ地震のような大規模な地震が発生した場合には、甚大な被害が発生する地域であることを認識をして、本部長として非常に責任の重さを痛感しています。また、ことし1月2日に起きた航空機の衝突事故に関しては、安全対策を進めており、今後も事故調査の結果に基づき更なる安全対策をすることによって、安全運行そして再発防止を徹底していきたいと考えています。第59代の第三管区本部長として、地域のみなさまに一層愛され、信頼される第三管区の組織を目指していきたいです。

今後、取り組んでいきたいことは?

3つの課題に関して自衛隊や関係自治体としっかりと連携して、対策をしていきたいと考えています。
①海上の安全確保
現在、化石燃料の代替エネルギーとしてアンモニアや水素などが活用され、これから海上輸送の拡大が予想されることを踏まえ、引き続き海上の安全対策に万全を期したいです。
また海洋レジャーは現在も海難事故の大きな割合を占めているので、引き続き安全対策を強化していきたいです。
②自然災害への備え
大地震に対しては以前から対策の強化を進めていますが、もう一度現在おこなっている対策が十分であるか、しっかりと確認をしながら、足りない部分や抜けている部分をしっかりと埋めていきたいと考えています。
③海洋権益の確保
第3管区は太平洋側に広大な排他的経済水域を管轄しており、これらの海域での外国海洋調査船による活動や外国漁船による違法操業にしっかりと対応していきたいです。

羽田空港での衝突事故に関して

ことし1月2日に羽田空港で海上保安庁の航空機と日本航空の航空機が衝突し、海上保安庁の職員5名が殉職する非常に悲しい事故が発生しました。
改めて今回の事故によって、多くの国民の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしたことに対して、本部長として深くおわびを申し上げます。
本件の原因ついては、第三管区はヒューマンエラーの可能性も含め、機内でのやり取りなど、事実関係を明らかにするため、運輸安全委員会や警察の捜査に全面的に協力しています。二度とこのような事故を起こさない強い決意のもと、本庁や関係機関と連携して、安全対策の強化を現在進めています。

「第三管区」の印象は?

8年ぶり3回目の勤務ですが、横浜はみなとみらい地区などを含めどんどんと発展しているなという印象です。常に発展している街がある一方で、元町商店街などの古くからの商店街が残っているなど、新しい文化と古い文化が融合している街だなと感じています。

これまで印象に残っている仕事は?

平成28年に第十一管区で警備救難部長をしていた際に、中国政府の船が大量に尖閣諸島周辺に押し寄せる事案が発生し、現場の指揮などの対応にあたったことが印象に残っています。また、その2年間に当時の過去最大量の覚醒剤を押収したり、オスプレイがキャンプシュワブの近くで不時着する事故があったりと、2年間でそれまで経験したことがないことを一気に経験しました。その経験が今に生きています。

仕事を進めていくうえで大切にしていることは?

海上保安庁ではいろいろな業務が増えて新しい職員が増えている中で、まずは職員のスキルアップをしっかり進めていくべきだと考えています。また職員が安心して業務に取り組める環境づくりが必要だと痛感しているので、できるだけ現場へ直接行き、職員から話を聞いて少しでも改善できればと考えています。

趣味は?

運動が好きで週末にはジョギングをしています。また、ラグビー観戦などスポーツ観戦も好きです。最近は映画館でアクション映画を鑑賞することで気持ちの切り替えをしています。

  • 小林奈央

     横浜放送局 記者

    小林奈央

    2022年入局。県警や海保などの担当として事件・事故の現場取材に駆け回っています。

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