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びじゅチューン!×横浜トリエンナーレ トークショー開催!

  • 2024年4月2日

「第8回横浜トリエンナーレ」開催にあわせて、NHK横浜放送局で開催中の「びじゅチューン!×横浜トリエンナーレ なりきり美術館」。
NHK横浜放送局では、「びじゅチューン!」の出演者で、曲の作詞・作曲・アニメーション・歌などすべてを手掛ける井上涼さんと、番組制作統括の倉森プロデューサーが出演するトークショーを開催!イベントでしか聞けない制作裏話に会場は大いに盛り上がりました。会場の様子の写真とともにリポートをお届けします!
【司会】越田穂香キャスター
【会場】KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

イベントスタート!

大きな拍手で迎えられた井上涼さんと倉森プロデューサー

一度聞くと忘れられないオリジナルの曲とアニメを放送してきた「びじゅチューン!」。井上涼さんのユニークな発想と創造力に支えられ、番組は12年目に突入し、今までに126曲もの楽曲を発表してきました。
イベントは、開催中の「横浜トリエンナーレ」の井上さん流の楽しみ方から始まり、会場にお越しのみなさんからの質問コーナーや、井上さんの歌のパフォーマンスなど、内容盛りだくさん。
様々な作品を生み出してきた井上さんが自らパソコンを操作しながら制作過程を紹介。井上さんの「びじゅつへのユニークな目のつけどころ」がかいま見ることができました。

よく聞かれる質問にお答えします!

「よく聞かれる質問」を「びじゅチューン!」番組サイドで10個ほどにまとめ、井上さんと倉森さんが質問に答えていきます。今回は「よくある質問」の一部をご紹介します。

番組がはじまったきっかけは?

井上さん

Eテレの番組「テクネ映像の教室」が「びじゅチューン!」のきっかけになった番組なんですが、その番組を倉森さんが手がけていたんですよね。

倉森さん

若い人に映像を作る楽しさを伝えようとした番組で、プロジェクションの回に出演してもらったのが井上さんとの出会いでした。

井上さんと倉森さんの初コラボ作品のタイトルは「小人ピザ」。プロジェクションマッピングをふんだんに使用した作品です。
▼こちらのホームページでは「小人ピザ」のメイキングと映像をご覧いただけます。
プロジェクション×井上涼「小人ピザ」

『小人ピザは頼まれなくてもあなたの所にやってきて~♪』

倉森さんの姪がこの「小人ピザ」を2回聞いただけで曲を覚えたため、井上さんと美術作品をテーマにした楽曲を作ることができれば、たくさんの人が美術に親しみを感じてくれるのではと思ったそうです。
そして、この曲をきっかけに「びじゅチューン!」が誕生します。

アニメーションってどうやって作ってるの?

井上さん

紙にシャーペンで書いています!

井上さんの答えにざわつく会場。
みなさん意外と思われたのでしょうか。
そしてアニメーションの制作過程を披露するために井上さんが「雨天中止のパトロール」を投影すると・・・

「雨天中止のパトロール」
倉森さん

説明の前に、曲を知らない人もいるかもしれないから歌ってみたら?

倉森さんの提案にまたざわつく会場。
井上さんの「はーい。歌ってみま~す!」という反応に、大きな拍手。

「雨天中止のパトロール」を歌う井上さん

歌が終わるとすぐに「雨天中止のパトロール」の題材となった絵画について、井上さんの解釈がはじまります。

この作品の題材となったのはレンブラントの「夜警」
絵の中で描かれた人物フランス・バニング・コック隊長は、なぜか左手のグローブを外して手を前に伸ばしています。
井上さんはその描写を見て、
「なんでグローブを外したんだろう?」
手袋をわざわざ脱ぐということは素手で何か確かめたい時でないではないか・・
そして、井上さんは隊長は「雨降ってない?」と気にしてるのではと考えたようです。
この隊長は極端に雨が嫌いで、少しでも降ろうものならパトロールを中止にしてしまう人物なのかも・・・

アニメでは、雨が嫌でジタバタする隊長を4枚の絵で描かれているようです。

1枚1枚に色を付け、レイアウトやほかの描写も加えて調整し、やっと完成するそう。

題材となった絵画の作家・レンブラントは「光の魔術師」と呼ばれていて、「雨天中止のパトロール」でも「光」の表現を印象的に描きたいと思ったと井上さんは語っていました。題材となった絵画の背景や作家の特徴も大切にしている井上さん。
井上さんの音楽やアニメに触れると、題材となった美術作品を知りたくなるのは、そうした井上さんの美術作品への想いを感じ取ることができるからかもしれません。

会場から質問!

会場のお客さんからの質問コーナー。
多くの方の手が挙がり、たくさんの質問をいただきました。いただいた質問の中から一部を紹介します。

井上涼さんの一番好きな「びじゅチューン!」の歌はなんですか?

井上さん

よく聞かれるんだよな~なんでだろう。1番新しいのが1番好きっていうことが多いですね。昔に作ったものがあんまり好きじゃないってわけじゃないですけど、より最近のものの方が好きです。最近だと「お豆腐たちの卒業旅行」が126曲の中では一番好きかな~。

子どものころ漫画とかアニメとか好きだと言われていましたが、どのような作品が好きでしたか?

井上さん

まずは「ドラえもん」やコロコロコミック系が好きでした。そのあとは「ぼくの地球を守って」にハマったあとに「新世紀エヴァンゲリオン」とか「少女革命ウテナ」にもハマりました。

好きな乗り物は?

井上さん

好きな乗り物~?え~・・ゆりかもめ。景色がいいのと高いところを走るので空を飛んでる感じがして好きです。

アニメや音楽を作る上で、どのように題材となった絵画に向き合っているのですか?

井上さん

びじゅチューン!で取り上げる作品は、いろんな場所の様々な作品を取り上げるようにしているので、国内で見ることが出来ない作品も多いんですね。見に行ける作品は見に行くようにしていますし、見に行けない作品はできるだけ大きくて、解像度の高い画像を手に入れるようにしています。その場に行かないと状況が分からない所は積極的に行くようにしていて、例えば、冬に作った三佛寺投入堂は雪で現地に行けず、写真集や映像で現地の臨場感をつかんでアニメ制作をしました。

ほかにもたくさんの質問をいただきました。
トークショー2回公演を通じて、定員を上回る応募をいただき、当日もたくさんの方にご来場いただきました。なんと遠くは福岡や新潟から横浜の会場にお越しになった方も。

終演後、来場された方からは「美術作品をこんなに身近に感じられる番組がまだまだ続いて欲しい!」、「今日のためにびじゅチューン!のお手製のグッズを作ってきた」という熱い声をたくさんいただきました。
ご来場ありがとうございました!

美術番組に長年携わってきた倉森プロデューサーは、「『びじゅチューン!』は井上さんとの出会いがあってこそ生まれた番組。こういった番組をきっかけに、若い人たちにも美術に興味をもってほしい」と語っていました。

 

3年に一度のアートの祭典が横浜で開催中!

3年に1度の現代アートの祭典「第8回横浜トリエンナーレ」が横浜市内で開催されています。
改修工事を終え、3年ぶりにリニューアルオープンする横浜美術館をはじめ、横浜の町中でたくさんのアートに触れることができます。
井上涼さんには、トークショーだけでなくNHK横浜制作のFM番組「はま☆キラ!(神奈川県域放送)」でも「横浜トリエンナーレ」の見どころをたっぷりお聞きしました。
神奈川県外にお住いの方も、「らじる★らじる」の聴き逃し配信(4月5日(金)午後6:00まで)でお聴きいただけます。

さらに井上さんは「横浜トリエンナーレ」を特集した「日曜美術館」にも出演されます。
世界中から集まった現代アートを井上さんはどのように感じ取られるのでしょうか。
4/7(日)の「日曜美術館」もお見逃しなく!

「日曜美術館」
いま、ここで生きてる -第8回 横浜トリエンナーレ-
Eテレ 4月7日(日)午前9:00 〜 午前9:45

まだまだ“びじゅつの世界”で待ってます

NHK横浜放送局ではまだまだ「びじゅつ」の世界を体験してもらえるイベント「びじゅチューン!×横浜トリエンナーレ なりきり美術館」4月7日()まで開催中です。
体験型の芸術イベントで、アートの祭典「横浜トリエンナーレ」とともに美術を存分に楽しんでみるのはいかがでしょうか。

イベント情報
「びじゅチューン!✖横浜トリエンナーレ なりきり美術館」
会期:2024年3月15日(金)~4月7日(日)
開館時間:午前10時~午後6時(最終入場は午後5時30分)
会場:NHK横浜放送局 (横浜市中区山下町281) 
※入場自由・無料

第8回横浜トリエンナーレ
「野草:いま、ここで生きてる」
会期:2024年3月15日(金)~6月9日(日)
会場:横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO、
クイーンズスクエア横浜、元町・中華街駅連絡通路
開館時間:午前10時~午後6時(入場は閉場の30分前まで)
休場日:毎週木曜日(4/4、5/2、6/6を除く)
お問合せ:ハローダイヤル 050-5541-8600(受付時間・午前9時~午後8時)

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