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- 2023年6月1日
台風2号(2023)関東甲信も大雨のおそれ 大雨への備えとは?
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台風2号の接近に伴い、前線の活動が活発になるため、関東甲信は2日から3日にかけて、大雨となるおそれがあります。
最新の情報を確認するとともに、ハザードマップで自宅や学校、勤め先の周りの災害のリスクを確認するなど、雨が強まる前に早めの備えを進めてください。
そして、最も大切なことは、大雨で周辺の状況が悪化する前に、早めに避難することです。
地域の危険を確認してください
大雨などによる川の氾濫や浸水、それに水害にどう備えればいいのか。
まずは、ハザードマップで地域の危険を知ることです。
検索サイトで、「(自治体名) ハザードマップ」と検索すると、多くの場合、調べることができます。災害の種類によって、ハザードマップが公表されていない自治体もあるため、知りたい情報がない場合は、自治体に直接たずねてみてください。
備蓄品を確認してみてください
そして、家庭にある備蓄品を確認してみてください。災害時に「避難所など避難先に持って行くもの(非常用持ち出し袋)」「自宅で生活を続けるためのもの」「停電した場合の備え」など十分にありますか?
食料と水は最低3日分。懐中電灯や携帯ラジオが使えるかも点検しましょう。
災害の情報を収集できる各種アプリをダウンロードしておくと便利です。
小さなお子さんのいる家庭では、調理のいらない離乳食や液体ミルクがあると安心です。
短時間での大雨 その備え方とは
短時間で大雨が降ると、集まった雨水が下水道に入りきれず、地下や半地下にある家の玄関や駐車場が浸水するおそれがあります。
低い場所がある場合は、土のうや、ゴミ袋に水を入れた水のうを準備すると安心です。
また、家の中でもトイレやお風呂、洗濯機の排水口などから水が逆流することもあります。小さな袋に水を入れた水のうを置くと安心です。
避難指示などが出た場合に備えてください
自治体から「避難指示」などが出た時に、どこに避難するのか、そもそも、自宅は避難する必要がありそうなのか。ハザードマップを見て確認しておきましょう。印刷して手元に置いていくのも有効です。
親族と離れて暮らしている高齢の方は、万一の際の避難先をあらかじめ伝えておきましょう。
川が増水すると、道路と川との境目がわからなくなったり、護岸が削られたりして車ごと転落するケースも相次いで起きています。
増水した用水路に落ちて流されたケースも多く、近づかない・通らないことが大切です。
「いつも通っているから」と油断せず、避難ルートを慎重に決めておきましょう。
都市部特有の水害リスクとは?
排水が追いつかないと、周囲より低い土地や狭い道路には水が集まりやすくなり、川のような急な流れができて足元をすくわれる危険があります。
特に、線路や道路などの下を通る「アンダーパス」は、大雨で冠水しやすいほか、周囲より1メートルほど低くなっている場所は一見してわかりにくく、気づかずに車が入り込み乗っていた人が死亡する事故もたびたび起きています。
〇車が浸水すると
30センチ程度…エンジンが停止
50センチ以上…車が浮き流される危険が
急に天候が悪化した場合、見通しが悪い場合には無理をせず、安全な場所に車を止めて、雨風が弱まるのを待ってください。
また、都市部では、建物が多い上に、道路も舗装されて雨水がしみ込みにくく、1時間に50ミリ程度以上の雨が降ると、排水が追いつかなくなるおそれがあります。
下水道などの排水機能が追いつかなくなり、地上に水があふれ出す「内水氾濫」と呼ばれる現象です。
このため、大雨で周辺の状況が悪化する前に、早めに避難することが最も大切です。