これからが旬の洋なし、ラ・フランス!
今回は、ラ・フランスのおいしさがギュッと詰まった「コンフィチュール」のレシピをご紹介します。
「コンフィチュール」は、ジャムと違って煮詰めすぎず、香りと食感を残すのが特徴。
ラ・フランスの華やかな香りと味を閉じ込めた、簡単に作れるコンフィチュールを、ジャム作りのスペシャリスト・赤曽部麗子さんに教えていただきました。
料理研究家の赤曽部麗子さんは、ママレード発祥の地、イギリスで毎年行われている「The Dalemain World Marmalade Awards&Festival(ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル)」で、日本人初の最高賞・ダブルゴールドを2度も受賞した、世界が認める腕の持ち主です。
そんな赤曽部さんが、毎年作っているのが、ラ・フランスのコンフィチュールです。
繊細で傷みやすいラ・フランスのおいしさをいつまでも閉じ込めることができるのは、コンフィチュールだけ。ことしもこの季節を楽しみにしていました!
ラ・フランスを選ぶときは、緑色のものより、全体が茶色いものを選びましょうね。
茶色くなっているのは追熟しているしるし。甘さも固さもちょうどよく、おいしいコンフィチュールが作れますよ。
【ラ・フランスのコンフィチュール】
<材料>(出来上がりの分量:約880ml)
・ラ・フランス・・・1㎏
・レモン果汁・・・50ml
・グラニュー糖・・・400g
・バニラビーンズ・・・2cm
・洋ナシのリキュール・・・10ml ※なければ、キルシュでもOK
<作り方>
(1)ラ・フランスを洗って4等分にし、芯を取って皮をむく
(2)(1)を1cm角程に刻む
(3)鍋に、ラ・フランス、グラニュー糖の半分(200g)、レモン果汁を入れて混ぜ、10分ほどそのままにする
(4)ラ・フランスとグラニュー糖がなじんできたら火をつけ、中火で煮てアクを取る
(5)アクがなくなったら、残りのグラニュー糖(200g)を2~3回に分けて入れる
(6)ラ・フランスが透明になってとろみがついてきたら、バニラビーンズとリキュールを入れ、一瞬、火を強めてアルコールを飛ばしてから、火を止める
(7)熱いままのコンフィチュールを、煮沸消毒をした瓶に、容量の9割ほど入れてふたを閉め、1分したらフタを緩めて脱気をする
(8)鍋に瓶の肩までお湯を張り、10~15分煮沸消毒をしたら、ふたの本締めをする
※やけどをしないようにゴム手袋、ふきんなど準備しましょう。
口に入れた瞬間、何とも言えない幸せな香り!ラ・フランスのおいしさがそのまま詰まった、とってもおいしいコンフィチュールになりましたね!
ラ・フランスのコンフィチュールで、ワインに合うとっておきの食べ方もご紹介しますね!
【ラ・フランスと生ハムのタルティーヌ】
<材料>
・ラ・フランスのコンフィチュール
・お好みのチーズ
・生ハム
・黒こしょう
・バゲット
<作り方>
バゲットにお好みのチーズを塗り、その上に生ハム、ラ・フランスのコンフィチュールを乗せ、最後に黒こしょうを振ったらできあがり!
コンフィチュールは、パンに乗せたりヨーグルトにかけたりするだけでなく、いろいろな料理に使ってほしいですね。これからの季節、クリスマスパーティーにもぴったりですよ!ぜひ、お試しくださいね。