おはよう 関東甲信越

  • 2020年9月2日

夏にもおいしいタラ ウエカツ流レシピを紹介

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タラの漢字を見ると “魚へんに雪” と書くように、お鍋や白子がおいしい冬におなじみの魚ですが、じつは、夏、とってもおいしいんです。ウエカツさんにうかがいました。

ウエカツ 
「冬は産卵前で卵とか白子に栄養を奪われて痩せている。たくさんエサを食べて回復してくるのが夏。タラの肉を味わうんだったら夏」

夏のタラは、身が筋肉質! 
この食感を一番おいしくいただけるのが、フライです。

ウエカツ 
「ザクっと食ったら、あれ?ホタテかな?って思うくらい」

下ごしらえでタラ独特の臭みが消えて、おいしさが、ぐーっと変わってきます。

【タラの下ごしらえ】 
(1)流水で3秒洗い流す。 
(2)粗塩で3秒もんで、洗い流す。

ポイント! 
身はできるだけ大きく切ってください。筋肉繊維を残す事で食感がいきるんです。

タラのレシピ

◆タラフライ

<材料> 
・タラ 
・小麦粉 
・水 
・パン粉 
・油 

<作り方> 
(1)下ごしらえしたタラをザックリ大きめに切って小麦粉をまぶす。

(2)小麦粉を水で溶いて、タラの身にまんべんなく付ける。

(3)パン粉を付けて揚げる。 
 ※ポイント 
 ・卵を使わない。卵を使うと油や水を吸ってしんなりしてしまいます。 
 ・からししょうゆでいただくのがおすすめです。


このプリプリの食感、お肉の代わりにもなるんです。 
「肉じゃが」ならぬ「タラじゃが」を作ります。

◆タラじゃが

<材料> 
・タラ 
・じゃがいも 
・にんじん 
・酒 
・砂糖 
・しょうゆ 
・みりん 

<作り方> 
(1)下ごしらえしたタラを大きめに切る。

(2)鍋に酒と砂糖を入れ、タラを1分ほど煮ます。 
 ※ポイント 
 ・酒と砂糖で身を緩め、味を染みこみやすくします。 
 ・酒の量は、タラの身が半分浸る程度でOK。

(3)しょうゆとみりんを入れて味付け、お玉で煮汁をかけながら味を染みこませる。 
 ※ポイント 
 ・魚の身は、冷めるときに味が染み込むため、鍋を傾けながら煮汁をかけては休み、かけては休みを繰り返します(約8分)。

(4)照りがでてきたら火を止め、しばらく煮汁をかけ続ける。しっかり色がついたら煮付けの出来上がり。

(5)ゆでたじゃがいもやにんじんに煮汁をかけてあえ、そこにタラを合わせて完成。 
 ※ポイント 
 ・タラを濃いめに味付けするため、じゃがいもとにんじんは味付けなしでゆでて合わせる。

ウエカツ 
「タラのだいご味を、ぜひ味わってもらいたい!ゴロっと切ってバクッと食う、それに尽きるね」

揚げてよし、煮てもよし、そして・・・焼いてみました。 
キノコと一緒にバターしょうゆで炒めてみたのですが、これもおいしい。 
火をかけすぎてしまうと身が崩れてしまうので、ご注意ください。

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