東日本の11月の記録的な暑さ。特に7日は、東京の都心で最高気温が27.5度と、11月としての最高気温を100年ぶりに更新しました。例年にない高い気温で、暦の上では冬となる立冬の8日にかけて富士山でも異変が起きていました。10月30日からの富士山の姿をまとめました。
10月30日に静岡県裾野市で撮影された富士山の画像では宝永火口の下のあたりにかけて広く雪が積もっているのが分かります。
その後を見てみると、画像では雪が大幅に少なくなり、山頂付近でも山肌が見え、雪がほとんどなくなりました。
東日本では11月に入って暖かい空気が流れ込んで気温が平年よりも高い状態が続き、特に7日は東京の都心で100年ぶりに11月としての最高気温を更新するなど記録的な暑さとなりました。
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富士山の山頂でも平年より気温の高い状態が続き、11月5日から7日にかけては、3日連続で最高気温が氷点下にならず、7日は4.1度と平年と比べて8.1度高くなりました。
富士山の山頂で11月に最高気温が3日以上続けて氷点下とならなかったのは、1932年に統計を取り始めてから7回目です。
また、ふもとの山梨県山中湖村では、7日の最高気温が25.2度と11月として初めて夏日を観測したほか、静岡県御殿場市でも11月2日に最高気温が24.3度と11月としては初めて23度を超えるなど、記録的な気温となっていました。
気象庁によりますと、季節外れの暑さや、6日から7日にかけて前線が通過した際、山頂で雪ではなく雨が降った影響で、積もっていた雪がとけたのではないかとみられるということです。