詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
今回は、特殊詐欺の撲滅に向けた警察の取り組みを紹介します。
テーマは、「電話で金の話をされたらすぐに通報を」です。
埼玉県警の浦和警察署です。今年度「特殊詐欺検挙隊」が発足しました。
現金などを受け取る「受け子」や金を引き出す「出し子」の検挙に特化した専従のチームです。
私服の捜査員がふだん、駅など人通りが多い場所で「受け子」を警戒。
強みは専従ならではの機動性です。
詐欺の電話がかかってきたという情報が入ると、すぐに無人のATMに向かいます。
特殊詐欺の電話は、特定の地域に集中してかかってくる傾向があるため、だまされて金を振り込もうとしている被害者がいないか目を光らせます。
金融機関から詐欺かもしれないと通報があれば即座に駆けつけます。
5月には、銀行の通報を受けて被害者の自宅近くで不審者を発見。検挙につながりました。
浦和警察署刑事課 野村直紀 警部
「1人でも多く受け子、出し子の検挙にまい進して参りたい。皆さんからの通報で検挙に繋がる例が多々ありますのでご協力をお願いしたい」
皆さんへのお願いです。「電話で金の話をされたらすぐに通報を」
特殊詐欺の撲滅に向けて警察も迅速な対応を進めています。
金を要求する電話がかかってきたら迷わず警察に通報しましょう。