詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは、「“携帯にかけてもつながらない”に注意!」です。
5月、千葉県船橋市に住む80代の女性の自宅に、息子を名乗る男から「落とし物の紛失届を出した。鉄道会社から電話が来るから出てほしい」と電話がありました。
その後、鉄道会社の社員を名乗る男から電話が入り、「書類と財布は駅に届いていて、こちらで預かっているが、携帯電話はまだ見つかっていない」と言われました。
すると、再び息子を名乗る男からの電話があり、「携帯が見つかっていないから携帯にかけてもつながらない。金曜日までに仕事関係の契約をするのにお金が必要なので200万円か300万円を貸してほしい」と言うのです。
話を信じた女性は指示された駅に行き、4回に渡って合わせて700万円を渡してしまい、だまし取られました。
皆さんへのお願いです。「“携帯にかけてもつながらない”に注意!」
詐欺グループは、家族を装って「携帯をなくしたのでかけてもつながらない」などと言ってきます。
これは本人に連絡をとられて詐欺が発覚するのを防ぐためです。
こうした電話がかかってきたら詐欺を疑って警察や家族に相談してください。