詐欺：“ほかの人には言わないで”に注意！

1月、さいたま市に住む80代の女性の自宅に警察官を名乗る男から「あなたのキャッシュカードが悪用され、現金が引き出された」と電話がありました。

そして、再び悪用されるおそれがあるとしてカードの交換を持ちかけ、こう言いました。
「犯人は分かっているので、ほかの人には一切言わないでください」

話を信じた女性はこのやりとりを誰にも言わず、自宅を訪ねてきた警察官を名乗る男に2枚のキャッシュカードを渡したということです。その後、口座からは500万円余りが不正に引き出されてしまいました。

皆さんへのお願いです。「“ほかの人には言わないで”に注意！」

警察官を名乗る相手から「捜査に影響するので内密に」などと言われると、つい信じてしまうかもしれませんが、詐欺だと見破られないよう口止めをするのがねらいです。警察がキャッシュカードを預かったり交換したりすることは絶対にありません。話を持ちかけられたら、周囲の人や警察に相談してください。