千葉県成田市の成田空港近くにある公園では、飛行機の離着陸と咲き誇る桜の“競演”が訪れた人たちを楽しませています。
千葉放送局成田支局 石井禎久カメラマン
成田市にある「成田市さくらの山」は、成田空港の滑走路に隣接した公園で、飛行機の発着を間近に望めることから人気観光スポットの1つとなっています。
この公園には、ソメイヨシノやシダレザクラなど、あわせておよそ500本が植えられています。
ソメイヨシノは4月11日時点で少しピークを過ぎたところですが、世界各地から訪れる飛行機の離着陸と桜をもうしばらく楽しむことができます。
成田空港会社によりますと、ことし2月の成田空港での発着回数は1日あたり平均630回ほどで、新型コロナの影響で最も少なかった2020年4月の4倍以上に回復しています。
この日は、写真愛好家や家族連れが多く訪れ、シートを広げて花見をしたり、飛行機と桜が重なるところを写真に収めたりして楽しんでいました。
茨城県から来た70代と60代の夫婦
飛行機が大きいです。
桜と飛行機の2つを同時に見ることができていいなと思いました。
千葉市から来た家族
すごい満開でとてもきれいです。
飛行機も見られて公園も過ごしやすいので、また来たいです。
群馬県から写真を撮りに来た60代の男性
桜の咲き具合と飛行機がドンピシャでことしはとてもラッキーだったと思います。
コロナ禍のときは飛行機が来ないことが多かったので、いい写真が撮れました。
隣接する空の駅さくら館の店長 河田 美樹さん
コロナ禍では、貨物機が多く飛んでいる印象でしたが、最近では海外からの飛行機が増えました。
さらにこれまでと大きく違う点は、インバウンド需要の回復で海外の方々が本当に増えたということです。去年に比べて2倍くらい海外の人がいるんじゃないかとスタッフとも話しています。
「成田市さくらの山」の桜は今週末まで楽しめるということです。