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花とベンチで‟歩きたくなる”学園通りに 千葉市稲毛区

  • 2022年06月22日
西千葉学園通りで咲き始めたアガパンサス(6月18日撮影)

千葉大学正門から京成みどり台駅へと続く街路「西千葉学園通り」に、アガパンサスの花が咲き始めました。地域の愛情がこもった街路を育てたいと、地域住民や学生たちが花を植え、手入れを続けて、今年で10年になります。
学園通りは”居心地が良く歩きたくなる”ウォーカブルなまちづくりを推進する千葉市の社会実験の場にも選ばれ、地域のNPOや自治会、店舗などのメンバーが、街路の使い方やまちの将来を考えるプロジェクトに取り組んでいます。

NPOや自治会のメンバーによる手入れ
(画像提供:NPO法人Drops)

NPO法人Drops / みんなのみちばたプロジェクト実行委員会
小笠原浩幸さん 
この10年、花の手入れを通して、学園通り沿いの町内や店舗の人たちと関係を深めてきました。更にまちづくりを進めていくプロジェクトの第一弾として、5月末に3か所の休憩所を手作りしました。スツールには千葉市内の伐採樹木を使い、足下のチップには令和元年の台風で被災した瓦を活用しています。学校帰りの小学生や地域のお年寄りが、遊びやおしゃべりの場として利用してくれています。
Dropsのメンバーは母校でもある千葉大学の学生が中心です。学生たちには、キャンパスの中だけで過ごすのではなく、一人でも二人でも、西千葉の町で暮らす人と知り合ってほしいと願っています。そこから広がる世界がきっとあるはず。皆で学園通りを”歩きたくなるみち”に育てていけたら嬉しいです。

新しく設置されたベンチやスツール
NPO法人Dropsと緑町1丁目自治会の皆さん

小笠原さんたちは、今後、学園通りのアガパンサスを株分けして、まちづくりや街路づくりの動きを広げていきたいと考えています。取り組みの詳細や問い合わせは、NPO法人Dropsのホームページをご確認ください。

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