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東京メトロ・東西線 南砂町駅工事で運休 5月11日と12日 東陽町~西葛西で 概要は

  • 2024年05月09日

東京メトロの東西線は、輸送力の増強を目指した南砂町駅の工事のため、東陽町駅と西葛西駅の間で5月11日から2日間、終日運休し、ほかの鉄道を使った振替輸送などが行われます。概要をまとめました。

運休の概要は

南砂町駅(壁の向こうが新ホーム)画像提供:東京メトロ

東京メトロの東西線は輸送力の増強を目指して、東京・江東区の南砂町駅で線路やホームの増設に向けた線路の切り替え工事が行われます。このため5月11日の始発から、12日の終電まで2日間、東陽町駅から西葛西駅の間の上下線で終日運休となります。これにともないこの2日間は、列車の減便や終点となる駅の変更のほか、千葉県の東葉高速鉄道線との相互直通運転や快速の運転も終日取りやめるなど、ダイヤが大幅に変更されます。

東京メトロのホームページより

そして運休区間ではバスによる代行輸送や、東京メトロの各線やJR、そのほかの私鉄を使った振替輸送も行われます。

主なう回ルートは 注意点は

東京メトロの資料によると、下記のようなルートや注意点が案内されています。

茅場町のりかえ
・日比谷線を利用し、秋葉原でJR総武線もしくは徒歩で岩本町駅に移動し都営新宿線、あるいは八丁堀でJR京葉線に乗り換え

九段下のりかえ
・都営新宿線で本八幡方面へ

南砂町駅をふだん利用する人は、東陽町駅まで歩いての移動に協力を求めています。(10~15分程度)また、代行バスも「乗車人数が限られているため、乗り切れずに長時間お待ちいただくことが予想されます」としていて、可能な限り徒歩やほかの鉄道路線によるう回に協力を求めています。

※振替輸送を利用するときの注意点
・乗車券を持っていない方は、別途、きっぷ等、対象となる乗車券を買う必要があります。チャージ残額のみのIC乗車券は、振替輸送の対象外です。
Suica、PASMO、磁気定期券をお持ちの方(表示区間内)、通常の切符や一日乗車券、その他の企画乗車券など(いずれも区間内)は振替輸送の対象です。この場合は自動改札機にタッチや投入はせず、駅係員に定期券や乗車券を呈示してください。
・振替輸送区間以外の経路や、振替輸送対象外の手段(タクシー・深夜急行バス等)を利用する場合の費用は、利用者の負担となります。
・振替輸送区間の途中下車はできません。別途、乗車区間の運賃を支払う必要があります。

東西線では2回目の工事も今後予定

東京メトロのホームページより

東西線では運休を伴う2回目の工事も今後予定しているということです。東京メトロは「お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、運休当日はほかの鉄道などを利用してう回いただくようお願いします」とコメントしています。
なお、工事が完成したあと、南砂町駅は、ホームが2本、線路が3本に増え、列車の遅れ防止につながるなどの効果が見込まれるということです。

運休・線路切り替え後に使用の南砂町駅ホーム 画像提供:東京メトロ

工事に伴う大規模運休は過去にも

東京都内では、運行を長時間止めて駅などの工事を行うケースが相次いでいます。東京メトロによりますと、東京メトロの路線で一部区間の運休を伴う工事は、2019年の年末から翌年の年始にかけての銀座線渋谷駅の移設工事以来だということです。
また、JR線では、渋谷駅周辺の再開発に伴い、去年(2023年)11月、山手線の外回り・内回りをそれぞれ1日ずつ運休させて、渋谷駅の大規模な工事を行いました。

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