首都圏ネットワーク
- 2024年5月13日
南田裕介さんと楽しむ「東武東上線」 子どもも喜ぶ鉄道スポットも 「鉄道BIG4」
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鉄道ファンとして知られる、大手芸能プロダクションマネージャーの南田裕介さん。
中川家礼二さん、吉川正洋さん、岡安章介さんとともに、いわゆる「鉄道BIG4」としても知られます。
その一角を形成し、芸能界屈指の鉄道ファンとして知られる南田さんに「東武東上線」沿線のおすすめスポットを、安藤佳祐アナウンサーが教えてもらいました。子どもも大人も、鉄分が濃い人もそうでない人も、楽しめるところをご紹介します!
旅の出発は池袋駅から
実は私、3歳の息子がいるのですが、電車に興味を持ち始めていまして…。週末になるたびに、近くの踏切に行って電車を眺めるのがルーティンワークで。ぜひ、南田さんおすすめの「電車が楽しめるようなスポット」があれば教えてほしいのですが…。
それ、将来有望ですねー!お任せください!行きましょう!
東上線の電車に乗ると思いきや、行った先は池袋駅のホームの先端。
この「雷」のようなマークは一体…?
「架線終端標識」といって、これより先には、架線がないことを示す標識です。ここが終着駅であることを表しているんです。
池袋と寄居を結ぶのが東武東上線。終着駅ならではの標識なんですね。ちなみに、池袋駅の発車メロディは、駅の西口に東京芸術劇場があることにちなんで、クラシックの曲が使われています。
いざ車内へ!池袋→成増
いよいよ車両に乗り込んで、東上線の旅がスタートします。南田さんのお気に入りは先頭車両の「かぶりつき」。運転席の真後ろに立って、運転士さんの気分を味わるのが南田流の楽しみ方。老若男女、大好きな場所かもしれませんね!成増までの道中、南田さんの反応が…。
あ。左側にあるこれ、勾配標識ですね!下りの※9パーミル!ここから下るからブレーキをかけましょう、という標識です。
(※パーミル(‰)とは勾配を示す単位のことで、1000m進むと何m昇降するかを表す。南田さんが見つけた標識は、1000m進むと9ⅿ下がることを意味する)
急行に乗っておよそ10分。最初の停車駅である成増に到着しました。駅ビルには、東上線ならではの限定スイーツがあるのだそうで、旅のはじめの「腹ごしらえ」に寄ってみることに。
じゃ~ん!電車の形をした「たい焼き」なんですね
よく見ると、電車の正面じゃないですか
東武の主力車両30000系電車の形をしてるんですよ
それ見るだけで分かるんですか…
これ見てわかりますよ!だってこの顔つきは30000系。ライトの位置でわかりますからね。そうだ、反対側も見てください。
ひっくり返すと「TJライナー」がデザインされています。TJライナーとは、池袋~小川町の全席座席指定の列車で、2008年に運行が始まりました。小川町方面への下り列車は夕方以降に、池袋方面への上り列車は朝を中心に走っています。
「車内」はめちゃくちゃ「あんこ」。満員乗車ですね~。いただきます!」
電車を食べる、という気持ちはどんなもんでしょう…
ちなみに、このお店には「普通のたい焼き」も売っていますが、東上線のものが一番人気だそうです。
成増→和光市
腹ごしらえが済んだところで、隣の和光市駅へ移動した2人。駅から歩いて15分ほどのところに「電車を眺めるには最高!」という南田さんおすすめの「とっておきスポット」があるのだそうですが…。
着きましたよ!今度はこちらの公園です。
線路のすぐ近く!
おお来た!東京メトロ10000系!
よく見えますねー!
和光市の「ワンパク公園」では、東武東上線の車両はもちろん、和光市駅に乗り入れているさまざまな鉄道会社の車両を見ることができます。
わわわ!みなとみらい線Y500!この車両は屋根まで青いところがポイントです!
確かに屋根、青い…
そして17000!(東京メトロ17000系)これはもうパラダイスだ!
こういうところだったら、けっこうギリギリまで近づけて、じっくり見られて、しかもいろいろなものが見られる。子どもを連れ来てみたいと思いました。
穴場ですよ~
最後は「ご当地グルメで」
2人は再び移動。JR武蔵野線との乗換駅である「朝霞台」。歴史ある“小江戸”「川越」。「越生梅林」でも知られる「越生」に向かう東武越生線との乗換駅である「坂戸」などを過ぎ、降り立ったのは「東松山」。南田さんに案内してもらったのは「ご当地グルメ」のお店です。駅から歩いて数分ほどのところにあるお店を訪ねました。何やらいいにおい…。
「やきとり」ですか!鶏肉大好きです!筋トレ好きなので、よく食べます
でもね、東松山の『やきとり』はちょっと違うんですよ~
東松山の「やきとり」で使われているのは豚の「カシラ肉」。ねぎを挟んで焼きます。
そして、辛みのある「みそだれ」をつけて食べるのが東松山流です。戦後、屋台から始まり、今では市内には「やきとり」を出す店が約40軒あるそうです。お店ごとに「辛みそ」の調合が違うので、食べ比べをする人がいるんだそうです。
辛みが、パンチがありますね!
やわらかくて、ジューシーな感じですね。肉のうまみが広がる…
東松山から先にも、ことしで(2024年)開園から50年の、国営武蔵丘陵森林公園の最寄り駅である「森林公園」(鉄道ファンの皆さんにとっては、大きな車庫がおなじみかもしれません)。1300年の歴史がある和紙でも知られる「小川町」。難読駅名として知られる「男衾」。そして、JR八高線や秩父鉄道と乗り換えができ、交通の要衝である終点の「寄居」など、東上線になじみのある人でも、そうでない人も楽しめる駅がまだまだたくさんあります。
地元のみなさんも交えて、「やきとり」片手に語り合った南田さんと安藤アナウンサー。もう一度行きたくなる、東武東上線の旅でした。
東上線、最高!