新宿と多摩地域や神奈川を結ぶ2つの私鉄「京王」と「小田急」。いま「動画対決」を繰り広げています。そのきっかけは、FC東京と今シーズン昇格したFC町田ゼルビアの、サッカーJ1での初対決が実現したことです。それぞれのチームの本拠地への最寄り駅であり、パートナー企業となっている両社。試合はあさって(4月21日)、味の素スタジアムで行われますが、この試合を盛り上げようという試み。勝つのは果たして、どっち?
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動画は京王電鉄の公式チャンネルに投稿されています。
FC東京とFC町田ゼルビアの試合はあさって(21日)、東京・調布市の味の素スタジアムで行われますが、それぞれパートナー企業となっている「京王電鉄」と「小田急電鉄」がいわばライバルの垣根を越えて手を取り合い試合を盛り上げている形です。京王電鉄によりますと、これまでに3万回以上が再生され、このチャンネルに投稿されている動画の中では、比較的再生回数が多くなっているということです。
京王が小田急に企画を持ちかけて実現したという今回の動画の企画。”手を取り合って盛り上げたい”ということですが、タイトルは「ライバルが前代未聞の真剣5番勝負」と銘打ちました。
FC東京、FC町田ゼルビア、双方の本拠地となっているスタジアムへの最寄り駅を管理する駅長や、京王と小田急のマスコットキャラクター「けい太くん」に「もころん」。さらにはFC東京の「東京ドロンパ」とFC町田ゼルビアの「ゼルビー」も参戦しました。
動画は、味の素スタジアムで撮影されていて、▼京王の副駅長と小田急の駅長のどちらが笛を長く吹けるか▼似顔絵対決、それに▼「けい太くん」と「もころん」によるPK対決など5つのゲームで真剣勝負を繰り広げました。
動画サイトやSNSには、100件以上のコメントが寄せられています。
「FC東京対町田は『私鉄ダービー』だったのか」
「町田がJ1に上がってきたことで、FC東京推しの京王vs.FC町田ゼルビア推しの小田急の対決がバチバチなの仕掛けがうまいと思う」
「普段お世話になってる鉄道会社のおかげで、より21日が楽しみになりました」
京王電鉄の広報部
「たくさんの方に動画を見ていただけてうれしいです。21日はぜひ電車に乗ってスタジアムへ応援に来てほしいです」
なお、FC東京とFC町田ゼルビアの試合は、国立競技場で11月9日にも行われますが、その時に向けて同じような企画をするかどうかについて、京王電鉄は「考えていきたい」と話しています。