「清沢レモン」
2023年12月14日放送
静岡市中心部から北西20キロに位置する清沢地区は、レモンで地域おこしをしています。
最初にレモンを植えたのは、2011年。
今は、清沢地区のおよそ70世帯が住宅の裏や軒先でレモンを育てています。
清沢レモンの栽培・収穫の手伝いから販売まで、すべてを担っているのが「清沢レモン部」のみなさんです。
レモンは暖かい環境を好むため、静岡市中心部より気温が5度ほど低い上に日差しを山に遮られてしまう清沢地区は、レモン栽培には適していないといいます。
清沢レモン部の部長、宮本さんは
「木が土地になじもうとしてくれたのが、一番の寒さ対策。
レモンは寒さから身を守ろうとして、皮が厚くなり、酸度も高くて香りが強くなる。
寒い土地に育ったからこそのレモンの特徴が出てきた」
といいます。
「万能調味料“レモンドレッシング”」
「清沢レモンは、地域を盛り上げようとおじいちゃんおばあちゃんが作ったものなので、多くの人に知ってほしい」と、レモン部のみなさんが作ったのが「レモンドレッシング」です。刺身にかければカルパッチョに。ポン酢の代わりに鍋に。マヨネーズと混ぜればタルタルソースに。
万能に使えるレモンドレッシングです。