スルガエレガントは、川野夏橙と文旦を掛け合わせ、静岡市で生まれた「早生系甘夏」です。

さわやかな甘さとまろやかな香りが特徴で、静岡市の春を代表する果物です。

出荷は3月上旬～4月上旬までですが、収穫は1月下旬にすべて終えます。
1月に収穫する理由は2つあり、1つは木に実ったままだと皮が厚くなって味が落ちたり、霜が降りて凍ったりしてしまうためです。
そして、もう１つの理由は、収穫後に熟成させることがおいしさの秘訣だからです。
皮を少し乾燥させてから、温度や湿度を管理した倉庫の中で１か月貯蔵することで酸味が抜け甘さが際立った、まろやかでおいしいスルガエレガントに仕上げます。
農家の前田さんは「貯蔵の仕方しだいで、萎びてしまったり、酸っぱいままだったり、味も大きく変わる。おいしく仕上げるのは、農家の技術」といいます。