「はちみつ」
2022年5月19日放送
「はちみつ」
産地:浜松市北区三ヶ日町
浜名湖の北側に位置する浜松市の三ヶ日町は、昔からのみかんの産地です。
5月上旬になると、町全体がみかんの花の甘い香りに包まれます。
みかんの花のはちみつは、他のはちみつと比べ透明で美しく
みかんの花の香りを濃縮させたような上品な香りが特徴です。
実は、花から採ってきたばかりの蜜は、水分が多くサラサラした状態です。
ミツバチは夜も眠らずに羽ばたき続けて風を送り、蜜を濃縮させています。
養蜂場のスタッフ、大野さんと石川さんは
「1匹1匹が大切。大切に扱うために素手で作業をしている。」
「ミツバチは家族のような存在。愛おしい。」といいます。
1匹のミツバチが一生かかって集める
はちみつの量は
「ティースプーン1杯分(5g)」
働きバチの寿命は羽化後1か月。しかも、羽化してすぐに飛べるわけではありません。20日間、巣の中で仕事を経験したベテランの働きバチでないと外を飛ぶことができません。
外は鳥に襲われたり事故にあったり危険がいっぱい。安全な巣の中で後輩を守り育てるために、ベテランの働きバチが危険な外の仕事を担っているといいます。