塩釜 変わった形の信号機を調べて欲しい!

今回のみやぎUP-DATEでは、こちらの投稿にお応えします!

20220728_toukou.jpgその信号がこちら。

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信号の上に、ワイヤーのようなものが張られています。
何かを受信しているのでしょうか?


塩釜へ!

ということで、さっそくジャス隊が塩釜にやってきました。

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隊員
「あ!ありました!投稿にあった信号機です!
鉄のゴツゴツした質感はあるんですけれど、思ったよりも繊細に組まれているなぁという印象です。
本当に信号機と一体になっているのが分かります。」


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信号機があったのは、塩釜神社の近くにある「赤坂橋交差点」。
この十字路に、不思議な信号機は計8基設置されていました。


地元の人は知ってる?

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近くのお店の方
「お客さんからよく聞かれるんですけど、本当の真意は分からないですね。
海をイメージしているのかなというイメージはありますけれども…」

インタビューを続けるも、
「分かりません。当たり前だと思ってました。」
「35年くらい前に建てられたのは知っています。」
と、みなさんはっきりとは知らない模様。


市役所に聞いてみよう!

そこで、塩釜市役所まちづくり・建築課の鈴木 良夫さんにお話を伺いました。

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鈴木さん
「平成元年くらいに、当時ふるさと創生事業ということで国から市に1億円交付されました。
その時期に計画しておりました北浜沢乙線、鹽竃海道(しおがまかいどう)と呼ばれている道ですが、赤坂橋交差点はそちらの導入部にあたるということで設置しました。」

「ふるさと創生一億円事業」の一環として、平成3年ごろに建てられたというあの信号。
商業と観光の活性化を図るために、平成元年から約20年かけて整備された「鹽竃海道」の玄関口にあたる場所に設置されたものでした。


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当時の整備計画書を見せていただくと、あの形は塩釜神社の森の木々(ツリー)と船のマストを重ね合わせたイメージ、ということでした。
いわば「オブジェ一体型信号機」だったんですね。

町のメインストリートにオブジェを設置し、観光に来た人たちを出迎えていたんです。


“道そのものが博物館

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鹽竃海道は「道そのものが博物館」というコンセプトのもと、様々な整備が進められました。
老舗の歴史的建造物が立ち並ぶ歩道には、塩釜を詠んだ和歌の石板や塩釜にゆかりのある古典文学の石碑も立てられていて、地域の歴史を楽しみながら歩くことができます。

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また、今年は3年ぶりに「塩竃みなと祭」が開催されました。
この道では陸上パレードが行われ、多くの市民と観光客でにぎわったそうです。

実際に見に行ったという岩間キャスターは、たくさんの笑顔と、「ようやく開催出来た」という地元の方々の喜びを直に感じられたと嬉しそうに話していました。

安藤のひとこと。

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安藤さん
「こうして観光や商業の活性化を狙って作られたものでも、その意味をちゃんと認識して使っていかないと謎のオブジェになってしまいますので、作って終わりではなく地域のために使い続けていく。そんなことが大事なんじゃないかと思いました。」

 

おまけ


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