【ゴジだっちゃ!】平成26年5月8日(木)

 フカヒレで有名な気仙沼。そのフカヒレの原料である「サメ」の消費拡大を目指そうと、「サメの街気仙沼構想推進協議会」が設立されました。今日は、その協議会の会長 村田進さん(写真上)においで頂きました。

 推進協議会は、震災の被害を受けた企業が個々に動いても復旧は早く進まないだろう、またフカヒレの価格も低迷している、その状況で今まで一緒になることがなかった同業の8社が手を取り合ってサメの事業を守っていかなければいけない!という気運から半年前に作られました。協議会では、特にサメ肉の消費拡大を狙っていて、その商品の開発を始めています。先月は仙台市内の料理店で、サメ肉を使った料理の試食会を開き、煮こごり、ナゲット、フライなど様々な料理法でその魅力を料理人の方に引き出してもらったそうです。村田さんは、「サメの肉は、はんぺんの原料としてよく使われています。白身の魚なので味は淡泊ですが、食感は「ぷるんぷるん」です。これまで食べていなかった方にも是非召し上がって頂きたい。今、秋保温泉の旅館組合と組んで、期間限定でメニュー化してもらっています。私達は水産業ですが、宮城県に観光にいらっしゃる方々を引き込む“観光のツールの1つ”として使って頂ければありがたい」と話してくれました。捨てるところがないと言われるサメ。利用がどんどん進み、サメ肉がメジャーな食べ物になる日が近いかもしれません。今後の推進協議会の動きから目が離せませんね。

【曲】
ひとり上手/中島みゆき
輝く月が照らす夜/畠山美由紀
強く/熊谷育美

≪だっちゃ通信≫

首都圏 田辺 希さん

 震災で被災した方へ応援メッセージを伝えようと横浜で開催された写真展「被災地の方へ!届け!応援メッセージ」についてお伝えしました。

 写真展の企画・撮影したのは、子鬼(こおに)さんという名前で活動をしている写真家の秦直樹さん。写真は、友人・知人、その知り合いの方などに被災地を応援するメッセージをスケッチブックに書いてもらい、それを書いた本人が持っている姿を撮影したもの。写真展にはこれまで撮影された写真の中から88枚が展示されました。スケッチブックに書かれたメッセージには、「助け合うのは当たり前。何かできることはありますか?」といった言葉や「わたしにできることは、あの日を忘れないこと」「これからだ」といった力強い言葉もありました。会場にいらしていた方に感想を伺うと、「みなさんの復興を願う気持ちが伝わってきた」「まだできることがあると思った」とお話しされていました。

 写真展はすでに終了しているので、現在はインターネットでしか見ることができませんが、機会があれば今後は被災地でも写真展を開きたいとのことです。