午後2時台を聴く
23/11/13まで
タレントでキルト作家のキャシー中島さんに、家族のことやキルトの魅力まで、いろいろとうかがいました。(聞き手:武内陶子パーソナリティー)
【出演者】
キャシー中島さん
<プロフィール>
1952年、ハワイ・マウイ島出身。3歳で日本へ。16歳でスカウトされモデルの活動を開始。コマーシャルやテレビのレポーターなどで活躍。1979年、俳優の勝野洋さんと結婚。その後、キルト作家として多くのタイトルを受賞。キルト関係の著書を多数発表。
キャシー:
アロハ! まあステキなお店だこと(笑)。
――この前、勝野洋さんにも来ていただいたんですよ。
キャシー:
すごく楽しかったそうで、言っちゃいけないことまでしゃべっちゃったそうですね(笑)。
――キルトはどのくらいされているのですか?
キャシー:
もう51年ですね。結婚生活より長いですよ。
夫婦の絆 家族の絆
――先月は、年に1度の「勝野劇団」の公演があったんですね。この劇団はキャシーさんの発案だったそうですね。
キャシー:
今年が7回目だったのですが、最初は『横浜グラフィティ』というイベントをやったんです。それが好評だったので舞台にしたんです。そうしたら勝野がイキイキと楽しそうに演じていたんですよ。彼の本当の姿を出したいと思い、次女が脚本を書いて演出して、息子が衣装を作って出演したんです。でも、毎回、もうこの家族崩壊! みたいなケンカをするんです。でも終わると、達成感やお客様の言葉からチカラをもらって、懲りずに次の公演をやるんですよ。10回までやろうと思っているんです。いろいろなことを家族で経験しているので、ネタはいっぱいあるんです。17年間、御殿場でも暮らしていましたしね。
――そのころ、勝野さんは御殿場から撮影現場に通っていたんですか?
キャシー:
東名高速で通っていました。でもお互い歳をとって便利な都会で暮らすことにしたんです。
――おふたりはラブラブですね。
キャシー:
お互い生い立ちが寂しかったから、家族をつくったら大事にしよう! と思ったんです。私、かわいいと思ってほしいので、勝野の前ではいつもお腹を引っ込めますよ(笑)。
――キャシーさんかわいい!
キャシー:
お互い70過ぎたので仲良くしなくちゃね。
――お孫さんができて勝野さんはメロメロだそうですね。
キャシー:
孫には「ひろし」って呼ばれているんですよ。なので、孫の友だちも「ひろし」って呼ぶようになりました(笑)。
キルト作家として
――キルトを始められたきっかけは?
キャシー:
もともと、子どものころから縫い物が大好きだったんです。20歳のときに、このままモデルだけじゃ仕事がなくなるなと思ってタレントになったんです。モデル最後の仕事が海外だったんです。ロケハンのあいだ、ホテルの部屋でヒマだったので、タクシー拾ってサンタモニカに行って、キルトショップに入ったんです。そこのオーナーの人にキルトを教えてもらったんです。3日間通いました。それからアメリカンパッチワークをはじめたんです。その後、結婚してからハワイアンキルトに出会ったんです。
――例えば、シングルのベッドカバーを作るとしたら、どのくらいかかるのですか?
キャシー:
1年から1年半くらいですね。
――どうしてそんなにたくさんの作品のアイデアが出てくるのですか?
キャシー:
例えば海外に行くと、空の色とか、美術館の絵画など、これをキルトにできないかなと思うんですよ。
――キルト関係だけでも、本を60冊以上も出版されているんですね。
キャシー:
51年目ということで、エッセイとキルトの写真をたくさん載せた本を出します。
――キルトのフェスティバルもあるそうですね。
キャシー:
横浜で11月24日から3日間、第2回ワールドキルトフェスティバルが開かれます。
――ワールドということは世界からの参加もあるのですか?
キャシー:
オーストラリア、フランス、アメリカ、韓国など、世界から150作品くらい集まります。これだけのキルトが集まることはなかなかないので、ぜひ皆さんに来てほしいです。
――聞いている方、チクチクやっている方にメッセージをお願いします。
キャシー:
夜に縫っているときに「この時間に縫っている人もいるだろうな?」って思うんです。私は一人で縫っているんじゃなく、皆で縫っているんだと思うんです。好きなコトが一緒だということは、すごくステキなコト。自作のキルトを持っている人に会ったら、「上手ね!」「かわいいわ!」って、ぜひ褒めてください。
――みんなつながっているって、ラジオと似ていますね。
キャシー:
キルトをやる方は、みんなラジオが大好きですよ。
キャシーさんの夫・勝野洋さんの記事はこちら
【放送】
2023/11/06 「ごごカフェ」
午後2時台を聴く
23/11/13まで