テキサス来店!

23/09/18まで

ごごカフェ

放送日:2023/09/11

#インタビュー#ライフスタイル#舞台

午後2時台を聴く
23/09/18まで

午後2時台を聴く
23/09/18まで

俳優の勝野洋さんに、俳優になったきっかけ、あのドラマのこと、家族で結成した劇団についてうかがいました。(聞き手:武内陶子 パーソナリティー)

【出演者】
勝野洋さん(俳優)


<プロフィール>
1949年、熊本県出身。大学在学中にモデルの仕事を始める。1974年、人気刑事ドラマ『太陽にほえろ!』をきっかけに俳優の世界に。その後も映画、ドラマ、舞台などで活躍中。妻はキャシー中島、次女は俳優の勝野雅奈恵、長男は俳優・手芸家の洋輔。


――大学時代からモデルをされていたんですね。

勝野:
モデルは生活費稼ぎのためだったんです。

――それから現代演劇協会に入団されますが、俳優になろうと思ってたんですか?

勝野:
モデルのアルバイトで、コマーシャルの仕事をやったんです。そのとき、一緒になった役者さんに「おまえ役者になれ!」って言われて、現代演劇協会を紹介され、そこの試験を受けたんです。1年くらいやったら大学に戻ろうと思っていて、役者になる気はなかったんです。

――何になろうと思っていたのですか?

勝野:
祖父が外交官をやっていたので、外国に行きたかったんです。でも、役者を辞めようと思ってたときに『太陽にほえろ!』が決まったんです。オーディションでは、テストを兼ねて、撃たれて死ぬ刑事役を演じました。そのとき、石原裕次郎さんがいたので、死体を演じながらチラチラ見ていたんです。(笑)。そうしたらテキサス刑事としてレギュラーに選ばれたんです。

――当時の石原裕次郎さんって40代ですよね。すごい風格がありましたよね。

勝野:
威圧するような感じでなく、やさしいオーラが出ていましたね。

――テキサス刑事になったので、もう俳優でやっていこうと?

勝野:
マカロニ(萩原健一)もジーパン(松田優作)も1年で殉職したので、僕も1年したら大学に戻ろうと思っていたら2年でした(笑)。

――2年目はどうでしたか?

勝野:
もう、やり遂げることしか頭にありませんでした。

――熊本弁が大変だったそうですね。

勝野:
熊本弁をなおすのが大変でした。長さん(下川辰平)たちに、NHKのアナウンサーが使っているアクセント辞典のことを教えてもらいました。でもアクセント記号の見方がぜんぜんわからなかったんです(笑)。

――モデルにも俳優にもなるつもりはなかったのに、、、

勝野:
出会う人によって変わってきますね

――人生ってそんなものなのかもしれませんね。

家族で劇団やっています

――勝野さんは1978年、人気絶頂のときに、当時モデルでタレントのキャシー中島さんとご結婚されました。ハワイアンキルト作家として活躍されていますね。

勝野:
5月に44回目の結婚記念日があって、今は45年目です。

――ご結婚のきっかけは?

勝野:
仕事で会ったことはなく、僕はコマーシャルなどで彼女を見ていただけなんです。でも彼女は、僕のドラマを見ていて「この人はまじめそうだから結婚しよう!」と思っていたそうです。

――キャシーさんの思い込みすごいですね(笑)。

勝野:
芸能リポーターの人から、僕の出没先を聞きだして張っていたんです。そして「勝野さん、私ファンです!」と声をかけられたんですよ。それから何度も待ち伏せされてアタックされました。大まかにいうと彼女のワナにひっかかった感じですね(笑)。

――ずっと夫婦仲が上手くいっている秘けつは?

勝野:
いつも初心を忘れず、出会ったころの感情を持ち続けていることです。結婚して子どもができて、彼女は頑張ってくれました。とても感謝しています。

――家族仲もいいですよね。

勝野:
家族は僕の中心、体の一部なんです。

――ご家族で「勝野劇団」を結成され、年に1回公演されているんですよね。劇団をやることになったきかっけは?

勝野:
妻の思いつきでスタートしたんです。プロデューサーが妻で、脚本と演出を次女の雅奈恵、長男の洋輔も役者として出演しています。来月、7回目の公演なんです。

――今回はどんなお芝居なんですか?

勝野:
『太陽にほえたら…』というタイトルで、僕はテキサス刑事にあこがれている刑事役で、テキサス刑事を息子の洋輔が演じるんです。やりにくいやら、うれしいやら、不思議な舞台なんです。演出担当の娘に、「勝野さんそこは違いますよ!」と言われるとムカッとしますが、「まだまだ経験がたりないな」とそこは素直に謝ってます(笑)。

――家族でお芝居をするってどんな感じですか?

勝野:
うちに帰っても同じメンバーがいるわけですから大変ですよ。でも、終わると家族の絆がさらに強くなり達成感があります。

――勝野さんにとって、勝野劇団はどういう存在ですか?

勝野:
家族がこれからも仲良くやっていくための生きる手段ですね。

――楽しく穏やかで愉快で、ほっこりグッときた時間でした。ありがとうございました。


【放送】
2023/09/11 「ごごカフェ」

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