①氷魚（ひうお）

滋賀県の高島市、びわ湖のほとりで出会ったのが、春の訪れを告げる美味「氷魚（ひうお）」。氷のように体が透き通っているためそう呼ばれる、アユの稚魚です。とれたての氷魚にスジエビも加えた、かき揚げをごちそうになりました。さらに、しょうゆで炊き込んだ氷魚めしも。この時期しか食べられない、漁師が待ち望む格別の味です。

◆2021年7月14日放送「神の技光る！龍（りゅう）の里 ～和歌山 龍神村～」より

②ゆべし・なまき

大自然に包まれた秘境、和歌山の龍神村に古くから伝わる珍味が「ゆべし」です。ゆずをくり抜いた中に、みそ・ゴマ・落花生・きな粉などを混ぜ、蒸してから干した保存食で、鎌倉時代に伝わったといいます。ほかにも、この地でゴンパチと呼ばれるイタドリの塩漬けを高菜で巻いた「なまき」も食べさせてもらいました。龍の神が守る秘境のウマいモンです。

【番組で紹介した「ゆべし」を購入できる場所】
龍神はーと
住所：和歌山県田辺市龍神村龍神165
電話：0739-79-8068
営業時間：10:00〜16:00　定休日：木曜日
※在庫状況は事前にお問い合わせください。

③しきしき

豊かな自然と古代からの歴史に彩られた、奈良県葛城市に古くから伝わるのが「しきしき」。水で溶いた小麦粉に砂糖を加えて薄く焼いた、クレープのようなもので、昔からおやつとしてよく食べられきたのだそう。素朴な甘さがクセになる、伝統のウマいモンです。ほかにもこの地に伝わる郷土料理、７種類の野菜をみそで和えた「七色おあえ」もごちそうになりました。恵み豊かな里山には、たくさんのウマいモンがありました。

◆2021年6月9日放送「ホッと一服！心にしみる茶源郷 ～京都 和束町～」より

＜旅人＞石田靖さん＆酒井藍さん

④てん茶

茶原郷と呼ばれる京都府和束町。京の茶の湯を古くから支える茶葉の一大産地でつくられているのが「てん茶」、石臼でひくと抹茶になる、茶原郷自慢の逸品です。和束ではなんと、飲むだけでなく食べるのも当たり前だというてん茶、茶殻にオリーブオイルと塩をかけていただきました。他にも、茶葉の天ぷらや、てん茶を注いでつくるみそ汁、絶品のてん茶料理を堪能しました。

【番組で紹介した場所】
茶農家民宿　えぬとえぬ
住所：京都府相楽郡和束町中菅谷30
電話：080-3867-8884　定休日：不定休
※営業状況は事前にお問い合わせください。

大阪府阪南市の下荘漁港で出会った美味が、南泉州では「モキチ」と呼ばれるカニ。石のように硬いため、一般的にはイシガニと呼ばれています。小ぶりで身が少ないため、なかなか市場には出回らない、知る人ぞ知るウマいモンです。モキチの身を割って丸ごと入れたみそ汁をいただきました。モキチのエキスがつゆに溶け出して絶品です。

【番組で紹介した「モキチ」が購入できる場所】
下荘漁業協同組合
住所：大阪府阪南市箱作3341
電話：072-476-0473
営業時間：9:00〜17:00　定休日：土曜日・日曜日
※その他、牡蠣などの海産物も販売しております。
詳しくは「下荘漁業協同組合」のHPをご覧ください。

◆2021年6月2日放送「うれしそう！森と人との元気節 ～兵庫 宍粟市～」より

＜旅人＞丘みどりさん＆笑い飯 西田幸治さん

⑥スズコ