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花角知事「再稼働の判断 知事選挙も選択肢の1つ」会見Q&A

  • 2022年05月30日

新潟県知事選挙から一夜明けた30日、2回目の当選を果たした花角知事は県庁で記者会見し、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の議論をめぐり、今後、知事選挙を通じて県民の意思を確認することも選択肢の1つだという認識を示しました。

花角知事と記者団との主なやりとりです。

結果の受け止め

Q、
一夜明けた気持ちは?

A、
まだ半日なので、昨日の夜の気持ちとそんなに変わってはおりません。
率直にうれしいという気持ちと、一定の安堵の気持ちと職責の重さを感じていて、これからの県政に臨む緊張感、これらがないまぜになっている心境。

Q、70万票の獲得、相手は20万票だった。

大変な数の信任票をいただいたと感じていまして、これまでやってきたことの方向感ややってきたことに間違いはなかったんだなと、安心のような、ほっとするところはあります。
背中を押していただいたと受け止めていますので、自信をもって、これまでやってきたことをさらに前に進める方向感でやっていきたい。

Q、
投票率が50%を下回った。

A、
これは私自身何ともしがたい。ほぼ50%、全国的な傾向でもあるでしょう。世代別の投票率は承知してないんですが、街頭演説で若い世代の反応は、イベント的に受け止められてるところがあるのかもしれないけど、意外なくらいな(良い)反応は感じました。

原発への対応

Q、
柏崎刈羽原発の再稼働にあたり「県民の信を問う」方法は?

A、
議会で何度も繰り返し答えていますけど、「3つ検証」を何のためにやっているのか。それは判断の材料を得るためなので、判断の材料を得たのち、私の判断をお示しすると。それについて県民の意思を確認する。その仕方についてきょう今の時点で決めているものはないけど、信を問う形がもっとも明確で重いものというのは繰り返し県議会でお答えしてきている通りです。

Q、
その方法は

A、
決めてるものはない。ただ一般的に信を問うという言葉は重い言葉です。もちろん解釈の可能性という意味では、議会の信任とか、住民投票とか、それは可能性としてはあるのかもしれないけど、一般的な語感からすれば、まさに存在をかけるという意味合いが強いと思いますけどね。

Q、
存在を?

A、
存在をかけるという、信を問うという言い方をした場合ですね、皆さんが普通の語感をどういう風にお感じかわかりませんが。

Q、
知事選という?

A、
知事選挙も当然一つの形だと思いますが、本当にそれはもう少し議論が尽くされて考えをつめていかなければ何ともいえませんけども、もちろんそれ以外の要素も信を問うという言葉には考え得るんですが。

Q、
出直し選挙も選択肢の一つということですか

A、
出直しの意味がわかりませんが 選挙は当然出した答えについて簡単に言えば賛成か反対か、是とするか非とするかを問う明確な方法だと思います。

選挙戦で得た気づき

Q、
知事選で全県を回っていろいろな意見も聞いたと思いますが?

A、
じっくりお話するような時間はなかったけど、街頭演説の合間、グータッチなどしている間とか、個人演説会での帰りがけとか、そうした合間合間で接触した県民の皆さんから短い言葉ではありますけど、いろいろな望んでいる、抱えている課題を耳にしました。

農業を元気にしてくれとおっしゃる人もいたし、経済を元気にしてくれという声も多かったと思います。
子育てを仰る方も女性で多かったように思います。

そのほか、いろいろなお声があったと思いますが、私が受け止めた切実な課題は『地域社会を元気にして欲しい』という声が多かったと思います。

Q、
物価高も進んでいる

A、
国の方は経済対策を出しているし、県も以前から申していますが国の動向を踏まえて上乗せなど、県として取り組むべき物価高というか、燃料あるいは食料等の原材料が上がっているというところで、どういう対応がとれるか関係部局に検討してほしいとは選挙に入る前から話をしているし、(公務を本格的に復活させる)あす以降、部局と話をしながら早急に対応を考えていきたい。

漁業関係者の方からは燃料代で困ってるという話しもありましたし、建築関係なんでしょね、木材がなかなか安定的に手に入らないという話しもあります。
まさにコロナのあとの物価高というか原材料の調達の問題、これは大きな課題だと認識しています。

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