第91回 課題曲

小学校の部「かわっただけだよ ヘンじゃない」

小学校の部 課題曲作詞

宮藤 官九郎さん

宮藤 官九郎(くどう かんくろう)さん(脚本家・監督・俳優)

1970年生まれ、宮城県出身。脚本家・監督・俳優。
91年より大人計画に参加。01年に映画『GO』で第25回日本アカデミー賞最優秀脚本賞他多数の脚本賞を受賞。以降も、連続テレビ小説「あまちゃん」、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』など、話題作の脚本を手掛ける。最近の脚本作にドラマ『季節のない街』(企画・監督・脚本)、『不適切にもほどがある!』、映画『1秒先の彼』、『ゆとりですがなにか インターナショナル』などがある。

宮藤 官九郎さんからのメッセージ

宮藤です。
僕は小学生の頃“変わった子”でした。授業中うろうろしたり、大声出したり、先生にいたずらしたり、合唱コンクールでニヤニヤして叱られたり。
僕が育った昭和の小学校と今とでは、色々ちがうでしょうが、変わった子は今もいるはず。いなかったら少しさびしい。
変わった子は変わった子なりに、自分がヘンだと言われることを気にしたり、人知れず落ち込んだりします。昨日まで楽しかったことが、今日はなんだか楽しくなかったり、日々の変化を敏感に感じて、悲しくなったりします。
そんな、かつての僕のような変わった子を「変わっただけだよ、ヘンじゃない」と励ましてあげたくて、こんな歌詞を書きました。
ヘンな子もヘンじゃない子も、元気に歌ってくれたらうれしいです。みんなの歌声、早く聞きたいです。

小学校の部 課題曲作曲

大田 桜子さん

大田 桜子(おおた さくらこ)さん(作曲家)

神奈川県出身。東京藝術大学作曲学科卒業、同大学大学院修了。子どもミュージカルやオペラ、室内楽、邦楽作品等、幅広い作曲活動を展開。魅力的なメロディー作りに定評があり、全国各地の合唱団に親しまれている。また、ポップスやジャズなど様々なジャンルの合唱アレンジも数多く手がける。Nコンの課題曲には75回小学校「この☆(ほし)のゆくえ」、82回中学校「プレゼント」(編曲)、83回小学校「ぼくらのエコー」、85回中学校「Gifts」(編曲)がある。

大田 桜子さんからのメッセージ

「チェンジ」するってワクワクもするけれど、なんだか怖い気持ちにもなりますね。小学生のみなさんは、自分でも思ってもみなかったことができたり、今まで好きだったことが急につまらなくなったり、そんな気持ちの変化をこれからたくさん経験することでしょう。でも、恐れずに、新しい自分との出会いを楽しんでほしいと思います。そんな想いを込めて、歌っていてワクワク、ドキドキするような、そして勇気が出るような作品にしました。
テンポや伴奏、またリズムの変化は、細やかな気持ちの動きを表現しています。歌い方や声の色など、表現を工夫してもらえるとうれしいです。

作曲に込めた思い

メッセージ動画

小学生のみなさんへ

メッセージ動画

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