ページの本文へ

長崎WEB特集

  1. NHK長崎
  2. 長崎WEB特集
  3. 舞いあがれ! 福原遥さん&高畑淳子さん【会見全文】

舞いあがれ! 福原遥さん&高畑淳子さん【会見全文】

  • 2023年02月02日

連続テレビ小説「舞いあがれ!」は、五島での最終ロケを行いました。ヒロイン・舞役の福原遥さんと祥子ばんば役の高畑淳子さんが五島で記者会見し、ロケ地となった島の人たちに感謝の気持ちを語りました。【記者会見の全文】をご紹介します。取材にあたったのは、「舞いあがれ!」の大ファンで、約半世紀にわたってNHK五島支局で取材にあたる西川哲夫記者です。
 

福原遥さん「五島の人が本当に温かくて!」

司会

五島ロケの印象は?

福原遥
さん

そうですね、8か月前くらいに五島ロケで来させていただいて、8か月ぶりに今回来させてもらえて。前回来た時から、本当にもう五島のすばらしさに圧倒されて、すごい感動を(いただいた)。景色もそうですし、食べ物も、五島の皆様も本当に温かくて。なんて素敵な場所なんだって思って撮影させていただいて。帰ってきてからも、また早く五島に行きたいってずっと思いながら撮影をしていたので、今回8か月ぶりにこうして帰って来れてといいますか、また撮影しに来られて凄く嬉しかったですし、五島の皆様も本当に温かく見守ってくださって、それが本当に感動しました。嬉しかったです

高畑淳子
さん

私は8か月前に、同じところで船から降りてくる娘を迎え入れるのが初めてのシーンだったんですけども、その同じところで、また今回最終のロケを迎えることができて胸がいっぱいでした。そしてたくさんの方、これちょっと物語の流れがあるので、なぜそこに人が集まってるかっていうのは今申し上げられないんですけど、たくさんの方がご応募くださってエキストラとしてそれを見守るというお役で出てくださいました。そして、今日と違って昨日は冷たい風だったんですけども、その中、みなさんもう温かく迎えてくださって、みなさんが「ばんば、ばんば」って私に手を振ってくださる、これはもうありがたかったです。これ、私じゃなくて「祥子ばんば」に振ってるんだなっていう感じで、テレビのお役は本当に影響力があるというか、「私こんな人気者だったかしら?」っていうくらい、優しくしていただいてたくさんの方に来ていただきました。そしてまた今日ロケが終わるということで、同じところで始まり同じところで終わるという感慨深いものがありまして。そんな感じです

「まいんためたい」はポルトガル語!?

五島支局
西川記者

五島弁の印象は?

高畑淳子さん

ああ、思い出します。ロケの時はだいぶお稽古進んでいたので、なんとかなんとか喋られたんですけれど、初めて五島出身の永井(響)先生という方言指導の方とNHKのある一室で方言のお勉強しましょうと言われた時は、「まいんためたい」というセリフがありましてですね、「舞のためだよ」という、舞ちゃんですから「まいんためたい」。「まいんためたい」ってこれ、ポルトガル語に聞こえませんかっていうくらい。もうどうしようっていう…。五島弁らしさを出したいし、お客様に分かってもらわなきゃといけないし、頭を抱えたのを覚えてます。それがもう、今はなんか、いともたやすくというとあれですけど、非常に心地よく喋れてる自分に驚いています。いい言葉だなと思っております

五島支局西川記者

ロケとは別に、五島弁がふと出たりすることは?

高畑淳子さん

残念ながら無いです。今ここまで、あると言いそうになって。あ、嘘はついちゃいかんと思って。どうでしょうね、でも相手がしゃべってくれたら同じようにしゃべれるかもしれんですね。自分から、一人ではやっぱりしゃべれんですね。「およ」、くらいは言ってるかもしれんですね

五島支局西川記者

舞ちゃんは?

福原遥
さん

本当に五島弁って温かくて聞いてるだけで親近感といいますか、距離が近く感じるんですよ。それが本当に素敵だなあと思って。作品の中でも、五島列島の皆さんのチームのシーンとかが流れるとなんか心がぽっと温かくなったりして。で、今回ロケで五島にも来させていただいて、ここのふるさと館の方だったり、皆さん本当に、五島弁もあって本当にやさしく、とにかく温かさを感じる言葉だなって思って。結構「舞いあがれ!」を見てくださってる方とかは「およ」だったり「ばえ」だったり、流行語といいますか、皆さんもハマって、よく「およ、およ」ってわざと使ったりして、みんなで楽しんで話させてもらったりしてます

高畑淳子さん「夕焼けが温泉卵のよう!」

五島支局西川記者

ロケであちこち回って、
人と触れたり、美しい自然を見たりしたと思いますが

福原遥
さん

空が広いといいますか。まず五島に着いた瞬間空気が本当に気持ちよくておいしくて、1、2回しかまだ来させていただいてないのに、「あっ、帰ってきた」みたいなすごい安心した気持ちになれる場所で、大瀬埼灯台で前回撮影させていただいたんですけど、大瀬埼灯台から見える景色が本当に忘れられなくて、みんなで”はぁはぁ”言いながら登ったんですけど、そこから見える景色がすごく感動でしたね。何とも言えない、本当に圧巻な眺めで、はい。是非皆さん人生で一度でもいいので見てもらいたい景色だなと思いました

五島支局西川記者

祥子ばんばはどうですか?

高畑淳子さん

上五島で泊まらせていただいたホテルがあって、お食事もすごくおいしくて、フロアを担当なさってる方が「今夕焼けです、みなさん外へ」って言って食べてる方みんな外へ行ってみんなで見たんですけど、まあ本当に、温泉卵みたいなというか、こんな赤い色ってあるんだっていうくらい綺麗で。あれは忘れられないですね。あとこの空の青さ。やっぱりこれも忘れられないですね。本当に地球ってきれいなんだなって、私たちは地球の一員なんだなって、大事にしなきゃいけないなって思いました

福原遥さん「ばんばが涙されてて・・」

五島支局西川記者

これは私個人的にですが、ドラマの中で色々いいところがあったんですけども、
ばんばとまいちゃんが、赤ちゃんが生まれるシーンで…

高畑淳子さん

ああ、走るところ?

五島支局西川記者

はい、走るところ、よかったです!

高畑淳子さん

ハハハハハ!よかったですよねえ!よかったところいっぱいありますよね。凧を揚げるところもたまらなかったです。出演者ほとんどあそこに行ってたんですけど、舞ちゃんもまだ撮影入ってなかったんですけど来てくれて。カレーパン持って差し入れしてくれて。凧が揚がった瞬間。あれも忘れられないですね

五島支局西川記者

どうですか、舞ちゃん

福原遥
さん

ばらもん凧揚がってるのを見て、本当に感動して。ばんばも、隣を見たらちょっと涙されてて、そのばんばにも感動して、「わあ素敵だな」って思って。とにかく本当にあの瞬間は忘れられないですし、やっぱり空を飛んでるといいますか、ばらもん凧もそうですし飛行機もそうですし、空を飛んでる姿を見るのって本当にたくましくて勇気がもらえるんだなあというのを、この作品を通してすごく感じました

記者「貴司君と一緒になる?パイロットになる?」

五島支局西川記者

こっそり聞きたいんですが、、

高畑淳子さん

こっそり…
こっそりじゃないと思います

五島支局西川記者

貴司君(赤楚衛二さん)と一緒になればいいなとか、
またパイロットになるんじゃないかとか(個人的に)思うんですけど…。
その辺の所を言える範囲で。

高畑淳子さん

それ見てもらわないとしょうがないよね

福原遥
さん

そうですね(笑)

高畑淳子さん

それはテレビをご覧になって

福原遥
さん

楽しんでもらいたいですね。でも、皆さんがそうやって「この人なんじゃないか」、「こうなるんじゃないか」ってすごい言いながら見てくださるのが凄く嬉しくて、ああ楽しんでくださってるんだなって思って

高畑淳子さん

ほんとは全部言ってしまいたいんですよ

福原遥
さん

そうです、はい。でも皆さんにきっと楽しんでいただけるストーリーなので。ふふっ、待っててください

五島の皆さんには感謝でいっぱい

西川記者

島の皆さんに一言ずつメッセージを

高畑淳子さん

どうも皆様。ばんば役をやらせていただきました、高畑淳子です。撮影をここでインしたのは8か月前ですが、もう終わろうとしています。昨日、五島の方々が沢山来ていただいて船が着くシーンまで撮ったんですけど、みなさん手振って『見てますよ』って言ってくださって、撮影の始まったころはこんなんじゃなかったなと思ったりして、とても応援嬉しいです。ありがたいです。あの、みなさんにこれだけの影響力があるんだなって、テレビとか演劇とかの力って凄いなと改めて感じました。これからも精一杯、心を込めて演じたいと思います。お魚を獲ってるわけでも米を作ってるわけでもありませんが、みなさまの心を少しでも柔らかくすることができたらこれ以上素晴らしい仕事はないと思っております。残りどれくらいかわかりませんけど、ばんば頑張りまーす」

福原遥
さん

岩倉舞を演じさせていただいている福原遥と申します。本当に、五島の皆さんと一緒に作っているといいますか、それぐらい、五島の皆さんのパワーだったり力をいっぱいいただきながら撮影させていただいていて、今回五島に来て、ばんばもおっしゃっていたんですけど五島の皆さんもエキストラさんして出演してくださって、300人くらいの方が集まってくださって、本当に私はずっとみなさんとお会いしたかったので、昨日みなさんに「舞ちゃん、舞ちゃん」って「応援してるよ、頑張ってね」っていうのをすごい言っていただいて、本当に私自身すごくパワーをもらって。この作品がこう楽しんでいただいているんだっていうのを凄い実感して本当に嬉しく思いました。この作品で本当に五島の素晴らしさが詰まった作品になっていると思うので、まだ五島に来たことのない方にも是非、たくさん五島に来てもらいたいなって思いながら撮影したりしています。残りあと少しとなりましたが、ぜひ最後まで「舞いあがれ!」を応援していただけたら嬉しいなと思います。本当に、本当に五島のみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます

ページトップに戻る