2011年6月10日（金）

特集

「村の絆は守れるか　～震災３か月　栄村の記録～」

震度６強の地震で大きな被害を受けた長野県栄村。かつては住民同士が介護を助け合うなど、結束が強い村として全国的にも知られていたが、今、村人の離散が大きな問題となっている。
最も被害が大きかった横倉地区。世帯の半数以上が住む家を失い、子どものもとへ身を寄せるなど、多くが村外に避難している。区長の小口重喜さんは「バラバラに避難すると村に戻れなくなる」と、隣の飯山市への「集団避難」を呼び掛けた。仮設住宅が完成したら、全員で村に戻る計画だ。しかし、仮設住宅は２年の期間限定。その後の暮らしの見通しが立たない中、集団避難した人の間でもこのまま村を離れようかと迷う人がでてきた。小口さんは壊れた農業用水路の補修をみんなに呼び掛けるなど、結束を図っているが、どのくらいの住民が村に戻ってくるか、不安は尽きない。
番組では、震災から３か月を迎える栄村を舞台に、住民離散を乗り越えようと奮闘する村人の営みを見つめる。

奈津子のふるさと出会い旅

「池田町の巻」

今回訪ねたのは池田町。ハーブの生産地として知られる池田町で、生産者の方々だからこそ知っている、香りを楽しむことに留まらない、様々なハーブの楽しみ方を伝授してもらう。