内藤雄介アナより宮崎のみなさんへ感謝のメッセージ
- 2023年07月19日
アナウンサーの内藤雄介です。2023年7月1日をもって、宮崎放送局から大分放送局へと異動になりました。宮崎局で勤務した2年間、宮崎県の皆さんに大変よくしていただき、たくさんの思い出ができました。本当に楽しい2年間でした。ありがとうございました。お礼を込めた最後の「ふれあわない旅」、お届けします!
改めて「ふれあわない旅」とは
「ふれあわない旅」は、夕方の県内ニュースの中で2020年度から3年間行っていた旅コーナーです。アナウンサーが密を避けて県内各地をたった一人で自撮り旅するもので、コロナ禍でも県内の魅力を伝える旅ができないかと始まりました。私が初めて担当したのは2021年9月放送の「高原町の旅」で、記事の冒頭↑に掲載した画像は、その時の旅の一幕です。
なんだか微妙な表情で笑っていますよね。この場所は霧島連山のひとつ、高千穂峰の登山道の入り口です。「今回の旅は山頂まで行って天逆鉾(あまのさかほこ)を拝むぞ!」と勢い込んでやってきたのですが、山頂まではかなりの距離があると知り、「今回の旅では無理」とあきらめたときの表情なのです。この時の旅の終わりに「いつか必ず高千穂の峰に登るぞ!」と誓っていて、実際登りましたので、その時の様子を転勤のご挨拶を兼ねてお伝えします。
リベンジを期し、再びやってきた登山口
私が登山口に再度姿を現したのは、微妙な表情で撤退してから1年3か月後の去年12月初旬。こちらでレースの奮闘ぶりをご紹介した青島太平洋マラソンに出走する1週間前のことで、以前の誓いを実現するとともに、「天逆鉾にマラソンの無事完走を祈願しよう」という思いもありました。
あいにくの天気
時々小雨が降る天気の中を、カッパを着て登りました。いま写真をよく見ると耳当てもしています。かなり寒かったんですね。いまの暑い季節から振り返るとなんだか懐かしい気がします。
こちらは高千穂の峰の山頂の少し手前のところ。背後に見えるのは二子石です。本来ならば周囲の山や広がる緑の森が見渡せる場所なのですが、霧がかかっていてあいにくの眺望でした。
山頂へ
登りづづけて2時間。山頂手前に見えてきたのがこちら。「風の鳥居」と呼ばれているそうです。高原町観光協会のホームページには、「山頂は、霧島東神社の飛び地境内です」と紹介されています。神聖な場所に足を踏み入れる覚悟を問いかけてくるような佇まいで、くぐるときは身震いする思いでした。一礼して先へ進みます。
そこから急な坂をさらに上り、山頂へ。天逆鉾に参拝することができました。道中の無事のお礼を申し上げるとともに、翌週の青太マラソンの完走と、アナウンサーとしてこれからも頑張ることを誓いました。
宮崎放送局での勤務を振り返って
時に、「神話のふるさと」と紹介されることもある宮崎県。宮崎放送局は宮崎神宮のすぐ近くですし、私も2年間で様々な場所にお参りし、アナウンサーとしてのさらなる精進を誓ってきました。人と土地に恵まれ、本当に充実した時を過ごせました。宮崎県のことが大好きになりました。
この素晴らしい思い出とともに、7月からはお隣の大分放送局での勤務を始めています。
でも・・・今年の青島太平洋マラソンマラソン2023にも申し込んでいます。これからも折に触れて宮崎県を訪れたいと思います。宮崎のみなさん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!