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“恋愛なし” でも “人生のパートナー”はできますか?

「誰かを好きになる、誰かと性的な接触をすることができません。
恋愛抜きで将来的にパートナーを見つけることができるのでしょうか…」


19歳の大学生から『虹クロ』(Eテレ 毎月第1火曜 午後8時~)に寄せられた声です。

人を“好き”にならない自分に自信がもてず、将来にも不安を抱いているという10代の悩みや疑問について、さまざまな分野で活躍するLGBTQ+の当事者たちが受けとめ、本音で語り合いました。

(『虹クロ』ディレクター 杉山 舞)

“好き”がわからない、異性にドキドキしない…私は普通じゃない?

左上/Uさん(YouTuber&不動産仲介業)、左下/みたらし加奈さん(臨床心理士)、中央/ユキさん(大学生)、右上/ロバートキャンベルさん(日本文学者) 、右下/井手上漠さん(モデル)

『虹クロ』では、自分の“性のあり方”に悩む10代が胸の内を打ち明け、さまざまな分野で活躍するLGBTQ+当事者がメンター(助言者)として自らの体験を交えて解決の手がかりについて考えます。

今回のメンターはモデルの井手上 漠(いでがみ ばく)さん、日本文学者のロバートキャンベルさん、臨床心理士のみたらし加奈さん、YouTuberで不動産仲介業のUさん。

番組に声を寄せてくれたのは、19歳の大学生・ユキさん(仮名)。誰かに恋愛的・性的に惹(ひ)かれない「アロマンティック・アセクシュアル※」を自認しています。
(※アロマンティック・・・他者に恋愛的に惹かれない アセクシュアル・・・他者に性的に惹かれない)

ユキさん(仮名・19歳) 『虹クロ』で10代は自身の好きな色と形のクローゼット姿で登場

「私は誰かを“好き”にならない」。
ユキさんがそう感じたのは高校生のときだったといいます。

ユキさん(仮名・19歳)

「高校生になって友達が恋バナをしていたんですけど『ユキはどうなの?』とふられたときに『私は彼氏とかいいかな。恋愛もあんまり興味ないかな』ってポロッと言ったときに、その場の空気がすごくしらけちゃって、なんか引かれてしまったというか『えっ そうなの?』って」

友達に「恋愛に興味がない」と答えたら、引かれてしまったというユキさん(左)

「かっこいい」は分かるけれど「好き」という気持ちが理解できなかったユキさんはそれまで「自分はまだ好きになる人と出会っていないだけだろう」と考えていました。

でも、この時の友達の反応を見て、「私って普通じゃないのかな?」と強く感じ、それ以来、恋愛の話になると好きな人がいない理由として「周りにいい人がいない」「私は理想が高いから」と伝え、“恋愛感情を持っている自分”を演じるようになりました。

中学生のとき、ユキさんは同級生の男子から告白されたことがありました。告白されたことがうれしく、つきあうことに。でも休日にふたりで出かけた際に、突然手をつながれたり顔を近づけられたりしたことがすごく嫌だったといいます。

ユキさん(仮名)

「そのことを女の子の友達に相談したんですけど『普通だったらドキドキするんじゃない?』とか『うれしくないの?』って言われちゃって。じゃあドキドキしない私は普通じゃないのかな…みたいな。そこでまたへこみました」

人を“好き”にならないことで自分に自信を失っているというユキさんに対し、みたらしさんたちは自らの環境や考え方を変えてみることの大切さを伝えました。

みたらし加奈さん(臨床心理士)”性別にとらわれず人を好きになります“
みたらし加奈さん(臨床心理士)

「(友達に)『理想が高くて好きな人はいない』と答えるのも、それはユキさんの表現方法であって嘘(うそ)じゃないから罪悪感は感じなくていい。

いまユキさんが居心地が悪いな、自信が持てないなと思っているなら、環境を変えてみるチャンスかもしれない。きっかけができることによって解消されるものもあるかも」

Uさん(YouTuber・不動産仲介業) “現在は女性のパートナーがいます”
Uさん(YouTuber・不動産仲介業)

「学生時代、みんなと同じようにしていれば、何事もなく学校生活を送れるだろうなと解釈してた部分もあったので、男性とおつきあいをするということを選んでましたね。

(そんな自分が変われた)きっかけは地方を出て上京したこと。相談しあえる友達がたくさんできたからこそ、私は自分自身を認めてあげることができたっていうことにつながった。環境を変えてみるっていうのはすごく大切だなって思います」

井手上漠さん(モデル) “性別はないです”
井手上漠さん(モデル)

「(私が)セクシュアリティーを楽しんだり自信が持てたりするのは、“その人にしか感じられない感情がある”と感じているから。例えば、私は、かわいいものを身につけたい日があれば、カッコいいメイクをしてあまりキュートになりすぎたくない日もある。そう思ったとき、私ってもしかしたら2倍楽しめてるんじゃないかなって、すごくプラスに捉えることができた。そこから(そう思えるようになってから)、すごく人生が楽しい」

性的マイノリティーのなかのマイノリティー

ユキさんは「アロマンティック・アセクシュアル」であることを家族や友達には伝えていません。

ユキさんのように「自分の“性のあり方(セクシュアリティー)”を自覚しているけれど他者には伝えていない」状態のことを英語で「クローゼット(closeted, in the closet)」と言います。『虹クロ』の番組名もこの言葉に由来しています。

相談したくても周りに同じような人がいないため誰にも言えず、でもひとりで抱えることに限界を感じて、ユキさんは番組に声を寄せてくれたそうです。

電通ダイバーシティ・ラボの調査(2020年)ではLGBTQ+層に該当する人は8.9%。「アロマンティック、アセクシュアルのいずれか もしくは両方にあてはまる」と答えた人は0.81%でした。アロマンティックやアセクシュアルは性的マイノリティーのなかでも該当する人が少なく、疎外感を感じたり説明しても理解してもらえなかったりすることが多いといいます。

みたらし加奈さん(臨床心理士)

「好きになる性をあらわす“性的指向”は『指が向かう』って書きますよね。『向かっている』想定があるからアセクシュアルやアロマンティックの『向かっていない・向かわない』状況を説明するのってめちゃくちゃ難しい。

でもこの世の中ってどうしても、説明できなきゃいけないとか、数字にしなきゃいけないとかなりがちだけれど、あいまいなことをあいまいなままにしておくのは心理の世界ではすごく大事だと言われている」

“恋愛なし”で人生のパートナーを見つけられる?

ユキさんは自分が「アロマンティック・アセクシュアル」であることで、将来にも不安を感じていました。

ユキさん(仮名・19歳)

「将来的にはパートナーが欲しいと思っていて。でも恋愛抜きでパートナーを見つけることができるのか。やっぱり相手もアロマンティック・アセクシュアルじゃないといけないのかとか、本当に恋愛感情抜きで2人でつきあっていけるのかもわからないですね」

誰かに恋愛的・性的に惹かれないということで将来に不安を持つ10代はユキさんだけではありません。番組には次のような声も届きました。

カスミさん(仮名・18歳)

「将来的には“好き”っていう感情を理解をして好きになった人の子どもも欲しいと思ってます。でも“好き”っていう感情がまだ来てないから『本当に分かるんだろうか?』っていう不安はすごくあります」

女性と交際経験はあるが性的に惹(ひ)かれたことはないサトルさん(仮名・18歳)

「スキンシップは『したいな』と思ったことはないです。僕にとっての理想のパートナー像は関係性を長く保つってことに尽きる。でも僕が考えてる理想像って同じ考えを持つ相手の人がいないと成立しないのでそこに対する不安っていうのはあるかもしれない」

今回、“恋愛なし”でパートナーになったというふたりにもスタジオで話を聞きました。大熊菜央(なお)さん(34歳・以下「ナオさん」)とショウさん(35歳)です。パートナー関係になって9年になります。

パートナー関係を築いて9年になったナオさん(左)とショウさん(右)

ナオさんは「アロマンティック・アセクシュアル」、そして「ノンバイナリー※」を自認しています。(※ノンバイナリー・・・自認する性別が男女どちらでもない どちらとも言い切れない いずれにも分類されたくない人)

子どもの頃から割り当てられた性別に違和感があったというナオさんは、さまざまな場面で女性として扱われることにしんどさを感じてきました。ノンバイナリーであることを打ち明けても「隠したほうがいい」「黙っていれば女に見えるんだから」などと言われたそうです。

そんなときに友人に誘われて出演した舞台で出会ったのがショウさんでした。ナオさんに対するショウさんの態度は他の人とは違っていたそうです。

ナオさん

「私が素のままで過ごしてると『だってキミ 女子でしょ?』と言ってくる人はいて。だから、仕方ない、そういうものなんだろうなと思っていたら、(ショウさんは)唯一そういう反応をしなかったんです。私にとっては、そうやって接してくれる人っていうのはなかなかいなかったので。何も説明してない状態で、これは…(性別のフィルターをかけずに、その人自身を見てくれる)!って」

ショウさん

「ナオと話をしている中で性別ということもまずそんな意識はしなかった。『あ、ナオはそういう人なんだな』っていうふうに感じていました」

ふたりは舞台の稽古や出演などの時間以外も一緒に過ごすようになりました。ナオさんはショウさんといると、ありのままの自分でいられたといいます。

ナオさん

「あまりの居心地のよさで、一生友達でいたいと思った。だけど相手に恋人ができるとなったら一般的にはちょっと疎遠にならなきゃいけないものなんだろうな。でも、それは絶対嫌だ。だったら彼女と思われてもいいから一緒にいたいって思って。私から出会って2か月ぐらいでポロッと『家族になりませんか?』と伝えました」

ショウさんにとってナオさんの言葉は想定外で、思考が追いつかなかったそうですが、その後もふたりの関係性は変わらず、一緒にいる日々が続きました。その中で、ナオさんはショウさんに、一緒にいると楽しいという気持ちやショウさんのすてきなところを言葉にして伝えるようにしました。

ナオさん

「いかにあなたがステキな人か、こういうところに私は救われてるんだよ、みたいなことをどストレートに伝えまくって」

ショウさん

「その中で、自分と一緒にいたらどれだけ楽しいかっていうプレゼンも併せてありました(笑)」

ナオさん

「1か月ぐらい言い続けたら、気づいたら何か、ずっと一緒にいる関係になれていた(笑)」

「こうあるべき」という“呪い”を解いてくれた

それでもナオさんは、女性との交際経験のあったショウさんとパートナーとなるうえで、性的な関係は必須なのではないかと思った時期もあったそうです。ふたりはたくさんの話し合いを重ねたといいます。

ショウさんとパートナー関係になった頃、「こうあるべき」に悩んだナオさん
ナオさん

「結果的にいろいろ話し合ったうえで、ふたりにはそれ(性的関係)がなくても、ほかのことでコミュニケーションはとれるし、むしろそれは私たちにとって重要ではなかったということがわかりました。ふたりに居心地のいい状態というのがあるから、そういうところはお互いの関係でふたりで決めてくものだし、絶対な必須項目とかいらなくない?っていうのを(ショウさんに)教えてもらえた感じでしたね」

ナオさんは、「他者に恋愛的・性的には惹(ひ)かれない」と周囲に話した際、「情緒が未発達」などといった言葉を投げかけられたことがあります。まるで自分に「欠陥」があるかのように扱われたことで、「こうあるべき」にならないといけないと自分で自分を傷つけてきたといいます。でも、ショウさんに出会い「自分はそのままでいいんだ」と思えたというナオさん。ショウさんは、ナオさんがこれまでとらわれていた「こうあるべき」という“呪い”をほどいてくれました。

ナオさんとショウさんの間に強いつながりを感じたという“ユキさん” とメンターたち

ナオさんとショウさんの話を聞いていたユキさんは…。

ユキさん(仮名)

「私も“呪いの言葉”を受けたことがあって。『それは考えすぎ』『本当に好きな人に出会ってないだけ』『大人になれば分かる』とか。でも、お二人と話せて、今持ってる不安がどっか飛んでいった感じがしました」

みたらし加奈さん(臨床心理士)

「人が人からかけられた呪いって、たぶん人じゃなきゃ解けない瞬間もある。その相手は友達でもいいし、家族でもいいし、恋人でもいいし、パートナーでもいいし、いろんな人がいると思う。こうやってたぶんユキさんの呪いを解いてくれる相手が、どんな関係性であったとしても、これから先の人生でいっぱい出てくると思う」

キャンベルさんはナオさんの行動力に注目しました。

ロバートキャンベルさん(日本文学者)“20年以上続く男性のパートナーがいます”
ロバートキャンベルさん(日本文学者)

「ナオさんは自分らしくいられる場所を見つけて、そこに行ったわけですね。それはすごい生命力、活力というか、すごいパワーがもともとあって。人と渡り合いたいときに、そこに行ける術を持ってるということはすごく大切なことですね。好奇心を言葉やアクションに変えていくことは、やっぱり(おふたりの)関係性に結びついたっていうように感じます」

パートナー関係のありかたは人それぞれ

多様な性について理解を広める活動をしている「なかけん」こと、中村健さん。「アロマンティック・アセクシュアル」を自認しています。

LGBTQ+の当事者同士の交流会などを行う なかけんさん

なかけんさんも10代の頃から恋愛や性的な関係なしで精神的に支え合えるパートナーが欲しいと考えていました。自身のセクシュアリティーを明かし、そうした関係性を築きたいということを伝えたうえで、1対1のパートナー関係を結んだこともあります。しかし、事前に性的な行為には応じることは難しいと伝えても、交際後にそうした行為を要求されることもあり、望んだパートナー関係を築くことはできなかったといいます。

なかけんさん

「当時の自分は結婚って恋愛からつながっていくものってイメージがあったので、私は結婚は難しいんだろうな、やっぱり老後はひとりなのかなみたいなことも思ったりして。いま思えば違うって分かるんですけど、当時はパートナー関係をつくれない、つくるのが難しいという現実を突きつけられていたときだったので不安が募っていったところはありましたね」

そんな時に、LGBTQ+関連のイベントである人に出会いました。その人とは、家族のこと、お金のこと、健康のこと、あらゆる話を気を遣うことなくできたそうです。恋人ではなく、友達という表現も何か違う気がして、“戦友”と呼びあう関係になりました。

住まいは違っても誕生日など特別な日は一緒に祝う、何か悩み事があれば助け合う…、そうして過ごすうちに、なかけんさんにはその“戦友”と同じくらい大切な存在が1人、また1人と増えていきました。そこで、その大切な人たちどうしも打ち解けあうのではないかと感じ、お互いの許可をとったうえで引き合わせてみると意気投合。次第に複数人で会うことが増えていきました。

誕生日に なかけんさんが大切な4人からもらったアルバム

最初は一1対1だった“戦友”の関係がいつの間にか自然にグループでの関係に。今では20代~30代のさまざまなセクシュアリティーの5人でパートナー関係を築いています。

万が一のときに備えてそれぞれの緊急連絡先や合鍵を共有するようにもなりました。

なかけんさんは大切な4人と自宅の合鍵や緊急連絡先を共有している
なかけんさん

「複数人のパートナー関係のメリットでいうと、よりお互いが拘束せずに済むところは大きいと思います。もし私が動けなかったとしてもCさんが動いてくれるだろうとか。あとはそれぞれが年齢も背景も得意分野も違うからこそ、個人でいろんな話をしつつグループでも将来について一緒に考えることができて、自分自身の『土台』を作ってくれている感覚があるので、私はグループ関係が心地よいと思いながら今は過ごしています。

今、私にとって心地いい関係性はグループですが、パートナー関係のあり方も関係を築くかどうかも人それぞれ。ひとりで生きていくのが心地よいなとか、ふたりで歩んでいきたいなとか、あくまで選択肢のひとつとして捉えてもらえたらうれしいです」

恋愛なしのパートナー関係について語り合うユキさんとメンター

なかさんが築いている“パートナー関係”のカタチについて、スタジオでは…。

井手上漠さん

「複数人でパートナーシップを結ぶって初めて知ったので、こういう形もあるんだと思って。最後に言ってた『選択肢の一つに捉える』って本当そのとおりだなと思って。いろんな愛の形がありますし、パートナーもいろいろな形がある」

ロバートキャンベルさん

「どこから向かってくるか分からないつぶて。病気かもしれないし、いろんな不安。そこから自分を守ってくれるスペースみたいなものとしての関係性。歴史の研究者としては、やっぱりお寺とかもそうですが、コミュニティをつくって、その中で価値を育んでつくっていく。

人類の歴史の中では夫婦とかカップルじゃない形で、複数のパートナーシップというものがあるわけですね。すごく理解できるし、空間としてもやっぱり面白いなと思う」

今回、自分と同じ「アロマンティック・アセクシュアル」でパートナー関係を築いている人たちと初めて出会ったユキさん。最後に笑顔でこう話してくれました。

ユキさん(仮名)

「パートナーっていうと2人っていうのが、ちょっと自分の先入観だったかなって思って。緊急連絡先をお互い知ってるとか、合鍵を持ってるとか、まさに私の理想の関係というか。もし万が一、何かがあったときに駆けつけられるような関係っていうのが、そうか、複数人でも築けるんだなっていうのがすごく新しい知識として得られたなって思います」

取材を通して

「周りの友達と違う自分は普通じゃないのかな?」と自分に自信を持てないというユキさん。どうすれば “普通”にとらわれず、“自分は自分だ”と思うことができるようになるのか…、私自身もその答えのようなものを見つけたいと今回の制作に取り組みました。

その中でとても印象的だったのが、“こうあるべき”にとらわれているナオさんに伝えたというショウさんの言葉でした。

「ふたりに居心地のいい状態というのがあるから、そういうところはお互いの関係でふたりで決めてくものだし、絶対な必須項目とかいらなくない?」

どんな状態を幸せと感じるのか、人とどんな関係性を築いていけばいいのか。それは自分自身や、その相手と一緒に考えてつくりあげていくものであって、“普通”や“こうあるべき”なんてものはどこにもないということをナオさんやショウさんが教えてくれました。

“普通”にとらわれてしまいそうになったとき、まずは「自分は何を大切にしたいのか」を考えてみることが大切だと感じました。

一人でも多くの人が自分らしく生きられる社会を目指して、これからも取材を続けます。

【放送予定】虹クロ「人を“好き”にならない自分に自信を持ちたい」

(再)2023年4月15日(土)<Eテレ>午前0:45~1:14 ※14日(金)深夜
  2023年4月21日(金)<総合>午前2:52~3:21 ※20日(木)深夜 
  2023年4月30日(日)<Eテレ>午後4:15~4:44
【見逃し配信】各放送後から1週間 、こちらからご覧いただけます

セクシュアリティーやジェンダーをめぐる友人や家族の何気ない一言に傷ついたり、怒りを感じたりした経験はありますか? みなさんのご意見や記事への感想などを下の「この記事にコメントする」(400字まで)か、ご意見募集ページ(800字まで)からお寄せください。

みんなのコメント(4件)

感想
ろろ
30代 女性
2024年4月8日
私も本気で「誰かを好きになる、誰かと性的な接触をすることができません。恋愛抜きで将来的にパートナーを見つけることができるのでしょうか…」と悩んでます。
私もLGBTQなのかなと考えたりもしましたが、結局、喪女であることが判明しました!

どこかの誰か(自分の好みの人)からアプローチされれば飛びつくでしょうが、そんな都合の良いことなんて起こるわけもなく、妥協して相手を選ぶという精神力も持ち合わせていないので孤独死一直線です!なんだったら致命的なコミュ障だし、もう自分にとって「恋愛」なんておこがましい…。

わかってます。主旨からズレていることは。でも、知ってほしい!こんな人もいます。おモテになられる性的マイノリティーの方からしたら、なんだこのゴミクズは!ただの喪と同列に語るな!と激怒するでしょうが、私のような人間は少なくないと思います…
喪女だけのシェアハウスとかないかな…?
感想
ユキ
19歳以下 女性
2024年2月12日
まさに私の友達にこのような「恋愛はできないけどパートナーがほしい」という人がいます。
他の悩んでいる人にもこの記事を見てほしい。
感想
とも
女性
2023年9月16日
みんなが恋愛とかと話をしているのに、理解できなくて子供の頃からついていけなかったです。

ドラマや本も恋愛のところになると理解できなくて、理解したと思ってもどこかズレていて、下ネタも何がおもしろいのかわからず、それを見ている人におもしろいのかニヤニヤされたり。男性に対して変に距離が近くなってしまってトラブルになったり、女性らしくすることがよくわからなくて、いじめにあったり。

みんなが性の話ばかりしていて、世の中が自分が理解できないもので動いてるような、自分だけが取り残されたような苦しさがいつもありました。

アロマンティックという言葉を知れてよかったです。すごく気分が楽になれました。
感想
ノアールブラン
40代
2023年4月25日
私はアロマンティックの既婚者です。この回でクローゼットとして出ていた方の話を聞いていて、今もこういうことで苦しんでいる方がいるんだと残念に思いました。また将来的にはパートナーを持ちたいということを話されていましたが、十分可能だと思います。私自身がそうですし。それが結婚という形をとるかどうかは個人の判断ですが、結婚自体は制度なので、どうするかは自分の状況や気持ち次第だと思います。そして縁があれば子供を持つこともできます。どうも世間的に「恋愛→結婚」という形に縛られすぎなのではと思います。最終的に大切なのは相手への信頼感等、パートナーとしてどうかではないかと思っています。