お手紙は、石川県野々市市の髙山真美子さん（４４歳）から。子どもの頃の家族旅行は、盆と正月になると片道６時間かけて車で行った、祖父母の家がある日高町篠垣。夏の夜は土手で星空を眺め、朝は遊具のある広場で従姉妹たちとラジオ体操、冬は皆で餅つき。今では行くこともほとんどなくなったけれど、ずっと残したいこころの風景だと言います。この日は豊岡市神鍋高原から約１０ｋｍの自転車旅。標高の高い場所からのスタートなので道中はほとんど下り坂。田んぼで生きものを探したり、昼食で地元の村おこしグルメを食べたり。のどかな田園の中にたたずむ篠垣にたどり着き、昔の広場を見つけた正平さんもニッコリ。「いいなあ。お手紙を書きたくなる気持ち、わかる」。

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