美緒さんのこころの風景は、かつて自分の本籍地だったという鴻之舞旭町。父親が住んでいた鉱山の町だった所です。美緒さんにその場所の記憶はありません。閉山した鴻之舞は、管理人がいるだけの所。美緒さんは往時の賑やかな様子を、亡き父親と一緒に訪ねて感じてみたかったと言います。正平さんは、オホーツク海沿いの紋別港をスタート。３０℃を超える気温の中、自転車を必死にこいでいきます。たどりついた鴻之舞は、かつて町があったとは思えない程、緑深き山になっていました。正平さん、その山に分け入って、なんとか町があった痕跡を探していきました。

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